神戸が公式サイトで声明文を発表した

　J1のヴィッセル神戸は9月11日、7日に開催されたルヴァンカップ準々決勝第2戦で一発退場となったDFマテウス・トゥーレルへの処分について、Jリーグ規律委員会に弁明手続きを行ったものの、処分は覆らなかったと発表した。

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　問題のプレーは横浜FC戦の前半26分に起きた。トゥーレルが相手選手に対し、遅れてスライディングタックルを仕掛けたことが「著しく不正なプレー」と認定され、主審からレッドカードが提示されたもの。クラブは試合後に映像を精査し、「確かにスピードを伴って遅れてスライディングしたことにより、ファウルがあったことは間違いない」と認める一方で、「トゥーレル選手も咄嗟に足裏を地面につけて危険な接触を避けていた」として、レッドカードの妥当性について疑問を呈していた。

　クラブは正式に弁明手続きを申し立てたが、Jリーグ規律委員会は当初の判断を維持し、トゥーレルにはリーグ戦2試合の出場停止と20万円の罰金処分が確定。この処分について神戸は「非常に重い処分だと受け止めており、大変残念に思っております」との見解を示した。

　今回の事態を受けて神戸は、判定の透明性と信頼性の向上の必要性を強調。VARが導入された現代サッカーにおいて、観客や選手が納得できる判定環境の整備が求められると訴えている。