北中米W杯に向けて厳戒態勢 スタジアムにバッグの持ち込み禁止「その場で廃棄も」…警備強化の実態

サンタクララのリーバイススタジアムを現地取材
北中米ワールドカップ(W杯)開催まであと約9か月。現地では着々と準備が進められているなかで、カリフォルニア州サンタクララにあるNFLサンフランシスコ・フォーティナイナーズが本拠地とする「リーバイス・スタジアム(W杯ではサンフランシスコ・ベイエリアスタジアム)」は本大会の会場として使用される予定だ。
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ここではグループステージ5試合とラウンド32の1試合が開催される。約7万人を収容する会場はすでに厳戒態勢でセキュリティーを強化。スタジアム内にも規定サイズのクリアバッグのみ、持ち込みが許可されるなど、W杯でも事前情報を仕入れなければ、入場で困難をきたしそうだ。
試合が行われていない平日。リーバイス・スタジアムのグッズショップのみが開店していたが、入店にも手荷物検査が必要だった。スタジアム関係者によると「銃が身近なので、セキュリティーは年々厳しくなっている」という。

例えば、アメリカではスポーツ観戦などで通常の大きなバッグや、バッグパックなどは持ち込みができない。規定サイズの透明バッグのみ持ち込みが許可されている。逆に、禁止されているバッグや液体物(リップや香水など)は「その場で廃棄されることも」と、スタジアム関係者は話す。実際に透明バッグはグッズとして各スタジアム、球場で販売されていたり、通販サイトでも購入できる。W杯を現地観戦するなら、必須アイテムになりそうだ。
リーバイス・スタジアムでは、来年2月に10年ぶりのスーパーボウル開催も予定されており、まずはその大イベントに向けて準備中。スタジアムの視察依頼も自動返信で断る状況が続いているようだ。W杯などで危険な状況に陥らぬようすでに現地では緊張感が漂っている。
米国ではアメリカンフットボール熱を感じずにはいられない。同関係者も「サッカー人気は2番目かな」と話した。12月の抽選会次第で日本が試合に臨むスタジアムが決定するが、W杯への盛り上がりはこれから徐々に高まっていきそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部・小杉 舞 / Mai Kosugi)



















