森保監督「いい強化試合をできた」 主導権握るも引き分け…メキシコに29年ぶり勝利ならず

森保一監督がメキシコ戦を総括【写真:荒川祐史】
森保一監督がメキシコ戦を総括【写真:荒川祐史】

後半8分、南野のボレーシュートはゴール上に外れる

 日本代表は9月6日(現地時間、日本時間7日)、アメリカ・カリフォルニア州オークランド・コロシアムで行われた国際親善試合でメキシコ代表と対戦し、0-0で試合を終えた。森保一監督は試合後、フラッシュインタビューで「最後決め切るところでシュートの本数をもっと増やさないといけない」と振り返った。

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 森保監督は6月シリーズで招集していなかった三笘薫や堂安律らを招集してスタメン起用。ベストメンバーでこの一戦に臨んだ。メキシコとは1996年以来29年間勝利から遠ざかっており、2026年北中米ワールドカップに向けた重要な試金石となった。アジア勢以外との対戦は約2年ぶりとなった。

 日本は前半から積極的に攻撃を仕掛けた。11分に三笘からのショートパスを受けた久保建英がミドルシュートを放ったが相手GKの好セーブに阻まれ、15分には渡辺剛からのロングフィードに堂安律が抜け出してループシュートを狙ったもののゴールライン手前で相手DFに阻まれた。25分にも鎌田大地が見事なスルーパスからチャンスを演出するなど、前半は複数の決定機を創出した。

 後半に入っても日本の攻勢は続いた。8分には鎌田の斜めのパスを上田綺世が収め、堂安を経由して久保がペナルティエリア右からクロスを供給。ファーに待ち構えていた南野拓実がゴールエリア付近で右足を振り抜いたが、惜しくも枠の上に外れた。

 一方、メキシコも23分に右サイドの相手陣深くでFKを獲得。キッカーのロサノが右足で入れた低いクロスにニアでリラが反応してヘディングシュートを放ったが、鈴木彩艶が素晴らしいセーブを見せてゴールを阻んだ。両チームともに得点を奪うことはできず、スコアレスドローで試合は終わった。

 森保監督は「局面局面のデュエル、球際の戦いでは優位に立てていたところがあったと思いますし、そこからチャンスも作れていた。今日の相手はこれまでと違ってスピードも強度も上がった中で、我々は守備の強度を上げながらクオリティをもっと上げて、ちょっとのシュートチャンスも逃さないようにというところをチームとして高めていきたい」と語った。

 この試合後、日本代表はオハイオ州コロンバスに移動し、9日(同10日)にアメリカ代表と親善試合を戦う。次戦に向けて指揮官は「メキシコはこれまでと違った強度の高い戦いができて、非常にチームとしてもいい強化試合ができたかな、と。アメリカ戦に向けてもまたチームでいい準備をして、我々がアグレッシブにチャレンジできるようにしていきたいと思います」と話した。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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