初5大リーグ、25歳日本代表の覚悟「そのために移籍した」 大先輩“封じ”で好スタート「対戦幸せでした」

瀬古歩夢は今季からフランス1部ル・アーブルへ移籍
日本代表DF瀬古歩夢は北中米ワールドカップ(W杯)へのたぎる思いを明かした。現地時間9月4日はアメリカ・バークレーで冒頭30分を公開した練習に参加。同6日の国際親善試合メキシコ戦(オークランド)では最終ラインの一角として先発の可能性が高い。スイス1部グラスホッパーから5大リーグのル・アーブルへ移籍し、自信を深めてW杯を目指す。
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「そのために移籍しました」
日が暮れ始め、一気に肌寒くなったバークレーのトレーニング場。練習を終えた瀬古は、充実した表情だった。フランスへ移籍し、いきなりスタメンを奪取。ASモナコとの開幕戦はセンターバックで出場し、第2節、第3節はアンカーとして先発した。新たな武器も磨きつつ、決意の裏にはW杯への強い覚悟があった。
「もちろん、もちろん。それ(W杯からの逆算を考えて移籍した)もあります。スイスで3年半やって5大リーグでやりたいというのはまず第一前提であった」
目標にしていた5大リーグ。フランスでは身体能力が高い相手FWに対して、1対1での勝負が多くなる。「その辺は成長できると思う。あとは自分がボールを持った時にもっと色を出していけたら。そこも求めてやっていきたい」。何より、ル・アーブルは「楽しいです」とはにかんだ。
開幕戦ではいきなりモナコの日本代表MF南野拓実と対峙。互いにセレッソ大阪アカデミー出身で、瀬古が南野より6学年下。日本代表でも通算ゴール数24得点のモナコエースとのマッチアップは「セレッソの大先輩。とりあえず拓実くんには点を取られへんようにしよう、と。点を取らせなかったけど、試合は負けちゃった。でも自分の初戦が拓実くんとの対戦で幸せでした」と、瀬古の新天地好スタートを後押しした。
メキシコ戦では「ただただ自分がこのサバイバルに残るために、チームのためにしっかり、働けばいい」と意気込む。冨安健洋、伊藤洋輝、町田浩樹、高井幸大らが負傷で選外となるなか、瀬古にとって大きなチャンスが回ってくる。日本から約8000キロ離れたオークランドで燃やす25歳の闘争心に期待したい。
(FOOTBALL ZONE編集部・小杉 舞 / Mai Kosugi)



















