リバプールが驚異の“897億円”補強「どういうこと?」 英最高額を更新…連覇へ「抜け目なさすぎ」

英史上最高額の補強を行ったリバプール【写真:ロイター】
英史上最高額の補強を行ったリバプール【写真:ロイター】

リバプールが連覇に向けて超大型補強

 日本代表MF遠藤航が所属するイングランド1部リバプールが夏の移籍市場で超大型補強を敢行した。最終日にスウェーデン代表FWアレクサンデル・イサク(←ニューカッスル)を加え、今夏の移籍金総額は歴代最高額の4億5120万ポンド(約897億円)となった。

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 リバプールは昨季、ユルゲン・クロップ前監督の後任としてアルネ・スロット監督が就任。新指揮官のスタイルは瞬く間にチーム浸透し、第10節で首位に立つと、その座を一度も明け渡すことなく、最終的に2位アーセナルに10ポイント差をつけて5シーズンぶりにプレミアリーグを制した。

 今夏の移籍市場ではFWコロンビア代表FWルイス・ディアス(→バイエルン・ミュンヘン)、ウルグアイ代表FWダルウィン・ヌニェス(→アル・ヒラル)、イングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルド(→レアル・マドリード)といった主力がチームを去ったが、その一方で大量の新戦力を迎え入れた。

 レバークーゼンからドイツ代表MFフロリアン・ヴィルツをその時点でのクラブ史上最高額となる1億1600万ポンド(約232億円)で獲得。守備面では、同じくレバークーゼンからオランダ代表DFジェレミー・フリンポン、ボーンマスからハンガリー代表DFミロシュ・ケルケズを加えて両サイドバックを強化した。さらにフランクフルトから7900万ポンド(約158億円)でフランス人FWウーゴ・エキティケを引き抜いた。

 ゴールマウスにはバレンシアのジョージア代表GKギオルギ・ママルダシュヴィリ(昨夏に獲得が決まり、今季から加入)や、U-21ハンガリー代表GKアルミン・ペクシ(←プスカス・アカデミア)、イングランド人GKフレディ・ウッドマン(フリートランスファー)を補強。また、パルマからはU-19イタリア代表DFジョバンニ・レオーニを獲得し、手薄になっていたセンターバックに若手有望株を加えた。

 そして、移籍市場最終日にはヴィルツを超える英国史上最高額でニューカッスルからFWイサクの獲得を決めた。SNSでは「抜け目なさすぎて」「まさかここまで大型補強してしまうとは」「本当にどういうこと?」「噛み合ったらプレミア独走もあるな」「この夏の補強は歴史に残る」などコメントが寄せられ、連覇を狙うリバプールの動向に熱視線が注がれた。

 イサクに次いで、クリスタル・パレスのDFマルク・グエイの獲得も間近とされていたが土壇場で実現ならず。それでも、英公共放送「BBC」によれば、リバプールの今夏の移籍金は総額4億5120万ポンド(約897億円)で、2023年にチェルシーが記録した4億ポンドを上回り、単一移籍期間における支出額の史上最高記録を更新することになった。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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