510億円で8人獲得…アーセナルが「過去一のビッグサマー」 充実の陣容で「なんとしてもタイトルを」

悲願のタイトルに向けて完璧な陣容に
イングランド1部アーセナルは、悲願のタイトル獲得に向けて夏の移籍市場で怒涛の大型補強を進めた。待望の9番FWヴィクトル・ギェケレシュを筆頭に、万能アタッカーのMFエベレチ・エゼ、司令塔MFマルティン・スビメンディなど20代半ばの旬なタレントを中心にスカッドを強化した。
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ミケル・アルテタ監督の下で魅力的なサッカーを展開しているアーセナルだが、プレミアリーグでは過去3シーズン連続で2位。タイトルにはあと一歩手が届いていなかった。2003-04シーズン以来22年ぶりのリーグ制覇に向けた今夏の移籍市場はタイトル奪取に懸ける“本気度”がうかがえる。
長年絶対的なエース不在という課題を抱えてきたなかで、センターフォワードにはスポルティングからスウェーデン代表FWギェケレシュを補強。昨季52試合で54ゴールという圧倒的な決定力への期待は大きい。さらに中盤にはレアル・ソシエダからスペイン代表MFスビメンディを加えた。この2人の補強に合わせて1億1450万ポンド(約229億円)を投じている。
また、前線にはクリスタル・パレスからエゼ、チェルシーからFWノニ・マドゥエケと2人のイングランド代表アタッカーも獲得して選手層に厚みをもたらしている。さらに守備的MFとしてブレントフォードからデンマーク代表MFクリスティアン・ノアゴール、センターバックにバレンシアからスペイン人DFクリスティアン・モスケラ、ゴールマウスにチェルシーからスペイン代表GKケパ・アリサバラガを加えるなど守備陣の強化にも着手。移籍市場最終日にはレバークーゼンから左サイドバックとセンターバックでプレー可能なエクアドル代表DFピエロ・インカピエも期限付き移籍が決定し、新戦力は計8人となった。英公共放送「BBC」によれば、この夏にアーセナルが投じた移籍金の総額は2億5500万ポンド(約510億円)となった。
これだけの大型補強を進めた一方で、選手の放出は双方合意で契約解除した日本代表DF冨安健洋をはじめ、ローンや契約満了での退団が大半となった。SNSでは「史上最高で最大の移籍市場だった」「過去一のビッグサマー」「売りも最低限出来たし不満なし」「今年の補強がガチすぎる」「なんとしてもタイトルを獲ろう」など、アーセナルの今季に期待を寄せる反応が多く見られた。
(FOOTBALL ZONE編集部)




















