アーセナル撃破の衝撃弾「驚異的」 指揮官も驚愕「信じられない」…現地称賛「距離をものともせず」

リバプールMFソボスライが直接フリーキックを決めた
イングランド・プレミアリーグのリバプールは、8月31日に行われたリーグ第3節でアーセナルと対戦し1-0で勝利した。今季もタイトルを争うライバルとの一戦で決勝点を決めたハンガリー代表MFソボスライ・ドミニクについて、チームを率いるアルネ・スロット監督も「信じられない」と驚いた。地元紙「Liverpool Echo」が報じている。
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ともに開幕2連勝を飾った強豪同士の一戦は、試合終盤までどちらも譲らずに0-0で推移する。迎えた後半38分、FKを得たリバプールは、先発出場していたソボスライがFKのキッカーを務める。ペナルティエリア手前、中央の位置からソボスライは直接ゴールを狙うと、鋭い弾道のボールがゴール隅に決まってリバプールが先制した。後半44分にはクローザーの日本代表MF遠藤航も投入したリバプールは1-0で勝利して、開幕3連勝を飾った。
試合についてスロット監督は、「この試合を、もう10回やれば8回は引き分けに終わり、1回は私たちが勝ち、1回はアーセナルが勝つだろう」と両チームの力が拮抗しているという見解を語った。
そして両クラブは組織力が高く、規律が徹底されていることから守備が固いことを説明し、「そうした時には魔法が必要になる。今日、私たちがドミニクから得られたようなね。それが普通であれば引き分けで終わる一戦で、私たちの勝利という結果につながった」と、唯一のゴールを挙げたソボスライを称賛した。
だが、指揮官が真に評価したのは、ゴール以外のプレーだった。この試合、本来の中盤ではなく右サイドバックで起用されたソボスライについて、「今シーズンの数試合で、彼が昨シーズンと何かを大きく変えたとは思わない。彼はリバプールの選手がどうあるべきかをわかっていたと思うし、あのユニフォームを着たら常に全力を尽くすべきだ。どのポジションでプレーするにしてもね。中盤で彼は真っ先に最終ラインに走る選手だった。高い位置でプレスをかけ続け、彼は何も間違ったことをしなかったと思う。キャリアで2、3回しかプレーしたことがないポジションで、信じられないほど素晴らしいプレーを見せた」と、直接FKを決めるだけでなく、ポリバレントな能力も見せたソボスライを絶賛した。
さらに決勝となったFK弾について英紙「ガーディアン」は「驚異的な一撃でアーセナルを沈めた」と見出しを打ち、「もしリバプールがリーグ連覇を成し遂げたら、このFKを礎石として振り返ることになるだろう。距離をものともせず、壁を越える完璧なシュートを放った」と言及。さらに英衛星放送「スカイ・スポーツ」は「アーセナルを沈黙させた。この試合のヒーロー」と称賛している。




















