久保建英の弟・瑛史は「必ずいい選手になる」 C大阪は絶好の“環境”…17歳の選択に期待できる理由

久保瑛史の成長に期待【写真:ムツ・カワモリ/アフロ】
久保瑛史の成長に期待【写真:ムツ・カワモリ/アフロ】

【専門家の目|丸橋祐介】ソシエダの下部組織から加入

 今夏、セレッソ大阪へMF久保瑛史が電撃加入した。日本代表MF久保建英の実弟で、21日に加入が発表された。「FOOTBALL ZONE」で解説を務めC大阪などで活躍した元JリーガーのDF丸橋祐介氏は期待の17歳について、激戦区のボランチでの“急成長”に期待した。

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 2007年生まれでの瑛史はこれまでレアル・ソシエダの下部組織で3シーズンプレー。180cm73kgの体格で、主にボランチや中盤を主戦場とするプレーメーカーだ。C大阪のボランチは主将のMF田中駿汰や喜田陽、吉野恭平らに加え、香川真司らもプレーすることから層が厚い。スペインからやってきた原石はプロ生活をスタートさせたばかりで、丸橋氏は「セレッソで経験を積めば必ずいい選手になると思う。ボランチはスーパーな選手が多いし、プロとしての姿勢で手本にすべき香川真司もいる。36歳の彼が黙々と最後までボールを触っている姿を見れば、久保選手にもいい刺激になると思う」と、成長への要素が詰まっていると指摘した。

 アーサー・パパス監督は若手を積極的に起用し、選手育成の手腕も評価されている。アンバサダーとしてその姿を見ている丸橋氏は「(20歳の髙橋)仁胡を調子をぐんぐん上げたし(パパス監督の)見る力が長けていると思う。選手ともよく喋ると聞いているし、久保選手もパパス監督とできるのは良い経験になるはず」と太鼓判。注目を浴びる中でも、キャリアをスタートさせる環境が整っているとした。17歳で決めた選択。初出場に向けて日々取り組む姿を見守っていきたい。

(FOOTBALL ZONE編集部・小杉 舞 / Mai Kosugi)



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丸橋祐介

丸橋祐介(まるはし・ゆうすけ)/1990年9月2日生まれ、大阪府大阪市出身。セレッソ大阪の下部組織から2009年にトップ昇格。翌年から出番を掴み、左サイドバックの主力として定着。2023年にタイ1部BGパトゥム・ユナイテッドFCに期限付き移籍し、14試合に出場。24年はサガン鳥栖でプレーし、現役を引退した。J1通算332試合、J2通算79試合に出場し、計425試合で19ゴールを挙げた。引退後は古巣のC大阪アンバサダーを務める。

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