【プレミア開幕】109億円加入の20歳新星が示す破壊力 チェルシーFW陣を圧倒するドリブルデータ

チェルシーのジェイミー・ギッテンス【写真:ロイター】
チェルシーのジェイミー・ギッテンス【写真:ロイター】

プレミア初挑戦名鑑:チェルシーFWジェイミー・ギッテンス(U-21イングランド代表)

 プレミアリーグ2025-26が開幕を迎え、「FOOTBALL ZONE」では2025-26シーズンからプレミア初挑戦を飾る選手を紹介。今回はチェルシーに加入したU-21イングランド代表FWジェイミー・ギッテンスにスポットライトを当てる。マンチェスター・シティのユース出身、5500万ポンド(約109億円)で加入した20歳の持ち味は、迫力あるドリブル突破。チェルシーの未来を背負う新星は、母国イングランドでどのようなパフォーマンスを示すのだろうか。(参照:プレミアリーグ公式サイト)

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 ギッテンスは昨季、ドイツ1部ボルシア・ドルトムントでブンデスリーガ23試合に出場し、8得点4アシストを記録した。ニコ・コバチ監督の就任後に出場機会が減ったものの、限られた試合数で結果を残した。また、欧州の舞台でも存在感を放った。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)では、準々決勝進出に貢献し、4得点を挙げるなど若き才能を証明。国際舞台での実績は、初挑戦となるプレミアリーグでも大きな支えとなるはずだ。

 ギッテンスが持つ最大の武器は圧倒的なドリブル突破力にある。昨季ブンデスで記録したドリブル試行数「171」はリーグ最多であり、1試合平均8.6回という数値はチェルシーの既存ウイング陣を大きく凌駕する。ギッテンスは攻撃の推進力をもたらす存在として即戦力視されている。

 チェルシーを率いるエンツォ・マレスカ監督は、ウイングに幅を取りつつ縦へ仕掛ける姿勢と得点力を要求する。ギッテンスのスタイルは戦術と合致している。ただし、チェルシーのウイング陣は熾烈だ。昨季レギュラーを務めたMFペドロ・ネトに加え、新加入のFWエステバン・ウィリアンらも控えており、スタメン定着は簡単ではない。ギッテンスにとっては、シーズン序盤のパフォーマンスが重要なテストとなる。

 開幕戦はクリスタル・パレスと対戦して0-0で引き分けた。ギッテンスは先発出場でデビューを飾ったなか、決定的な場面を作れず途中交代。プレミア特有の激しいインテンシティーに戸惑う姿もあったが、20歳ながら欧州の舞台で積んだ経験と高い突破力は、チームにとって新たなオプションとなる。シーズン序盤から印象を残せれば、一気に主力の座を掴む可能性もありえるだろう。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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