日本大学選抜が快挙達成…フィオレンティーナを撃破「忘れられない夜」 現地衝撃「明らかに活発だった」

決勝ゴールを決めた池谷銀姿郎【写真:YUTAKA/アフロスポーツ】
決勝ゴールを決めた池谷銀姿郎【写真:YUTAKA/アフロスポーツ】

終盤に池谷が逆転弾、大学選抜がフィオレンティーナに勝利

 イタリア1部フィオレンティーナは現地時間8月14日、日本大学選抜との親善試合で1-2の敗戦を喫した。試合が行われたヴィオラパークで、日本の大学生が現地を驚かせる勝利を収めた。イタリアメディア「Quotidiano Sportivo」は「日本の大学選抜は組織的で、フィジカル的にもフィオレンティーナより明らかに活発だった」と報じている。

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 前半はフィオレンティーナがやや優勢に試合を進めた。前半15分にアルベルト・グズムンドソンにがネットを揺らし、幸先よく先制点を奪取。DFドドも攻守で存在感を示し、記事内では、前半の内容についてステファノ・ピオリ監督の要求に沿うものだったとされた。

 しかし時間の経過とともに様相は一変。記事では「ピオリのチームは時間が経つにつれて急激にフィジカルが低下した」と指摘。後半33分、DF常藤奏(中央大)がロングボールに反応し、ゴール前でGKダビド・デ・ヘアを破って同点に持ち込んだ。

 その後も決定機はあったが、FWモイーズ・キーンは再三ゴール前で運に見放され、後半にはFWエディン・ジェコも精彩を欠いた。「ジェコは一瞬のひらめきは見せるものの、コンディションはまだ本調子から程遠く、夏の他の試合と同様、30分過ぎから急激にパフォーマンスが落ちた」と低パフォーマンスが指摘された。

 そのなかで、試合を決定づけたのは後半36分のプレーだった。コーナーキックの流れからDF池谷銀姿郎(筑波大)が頭で合わせ、ついに逆転ゴール。「このゴールは、より明確な対応ができていれば防げた」と守備の脆さも浮き彫りとなった。

 フィオレンティーナも意地を見せたが、MFニコロ・ファジョーリのクロスからドドがヘディングで押し込んだゴールはオフサイドで取り消されるなど、最後まで反撃は実らず。「日本大学選抜にとっては忘れられない夜となった」と記事では締めくくられている。

 フィオレンティーナのピオリ監督は、1週間後に控える公式戦に向け、「より準備され、集中したチームが求められる」との課題を残す結果になった。

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