森保監督、ヘンク復帰の伊東純也に期待「存在感を発揮して」 5大への“再ステップアップ”は「目指すところ」

伊東はフランス2部スタッド・ランスから古巣ヘンクへ復帰した
森保一監督が8月10日、J1リーグ第25節サンフレッチェ広島対清水エスパルス(0-0)を“ドタバタ”視察した。フランス2部スタッド・ランスからベルギー1部ヘンクへ移籍が決定した日本代表MF伊東純也について言及。クラブのエースナンバー「10」を付ける32歳に期待を寄せた。
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この日、ガンバ大阪対ファジアーノ岡山を視察予定だった森保監督。午後に広島市内でイベントに参加し、そのまま大阪へ移動するスケジュールだったが、大雨の影響で新幹線が遅延。1度ホームに上がったものの、引き返して広島対清水を視察することになった。6日の天皇杯に続いて同カードを連続視察。「ニュートラルな立場としては全体を見なければいけないけど、2試合見て天皇杯からどう移り変わったかを見られた。エスパルスは修正して勝利できるような試合をしていたと思うし、大迫(敬介)はチームの守護神として実力を見せてくれた」と評価した。
そして、新天地へ移した伊東にも言及。伊東自身、移籍先を模索しているなかで「色んな条件とかがあるんで、そういうところを5大(リーグ)でも下の方とか条件が悪かったりっていうのはある。そこ(5大リーグ)には最初はこだわろうとしましたけど、もう年も年なんで、条件のいいとこでっていうのは、選んでいけたら」と19年冬から2022年まで在籍した古巣ヘンクへの復帰を決めた。森保監督は「どこでプレーするかは代表監督であろうと関与するところではない」としつつも、5大リーグへのステップアップを願った。
「本人も言ってくれている通り、5大リーグで、その中でも優勝できるようなチームに入って、チャンピオンズリーグでも優勝を狙えるようなチームにより日本人の選手が多くいるということが、ワールドカップ優勝するという大きな目標に向かっても可能性を上げることかなということは間違いない。目指すべきところを持ってもらいたいなとは思います。ただ、ヨーロッパの主要リーグの中でその国の優勝を争うチームで、高いレベルでプレーできるということを示してもらえるというのもW杯の舞台でクオリティーの高いプレーが期待できるという評価につながると思う。ヘンクは昨季レギュラーシーズンで優勝していると思いますし、そういうチームの中でまた存在感を発揮してほしい」
本人にとっても、覚悟のベルギー移籍。それは森保監督も理解を示し、伊東が積み上げてきた実績への信頼は揺るがない。
「彼(伊東)に関しては、所属チームでのプレーが基本ですけど、代表チームでもどれだけのものを見せてくれているかという、その基準を見ている選手だと思いますので、さらにコンディションを上げてもらえるように、パフォーマンスを上げてもらえるように、思い切ってまたチャレンジしてほしいなと思います」
9月にはW杯開催地でメキシコ、アメリカとの連戦を控える。進化した伊東純也の姿に期待したい。
(FOOTBALL ZONE編集部・小杉 舞 / Mai Kosugi)





















