マンU練習施設が全面改修で劇的進化「大いに満足」 総工費100億円の最新環境に英注目「一体感に焦点」

1年かけた大規模改修で選手とスタッフの一体感を強化
イングランド1部マンチェスター・ユナイテッドは8月8日、全面改修を終えたキャリントンの練習施設を公開した。昨夏に着工した総工費5000万ポンド(約100億円)のプロジェクトは、フォスター+パートナーズが手がけ、工期は予定通りで予算内に収まったとされる。英紙「ザ・サン」が伝えている。
【プレミアリーグ2025-26開幕】U-NEXT サッカーパックが全試合を独占配信 気になる登録方法は?
同メディアによると「施設全体の設備とテクノロジーは刷新され、特にフィットネス、栄養、リカバリー、チームの一体感に焦点が当てられている」。2階には選手用のレクリエーションエリアを設置し、英国の練習施設として初の専用設計理髪店が登場。一流のカフェテリアや新しいプールも完備された。
「これらの改善によって、選手たちが練習後もキャリントンに長く滞在することを促す狙いがある」。ルベン・アモリム監督はチームの結束を重視し、昨季プレミアリーグでの不振からの巻き返しを図っている。
1階には更衣室、ジム、プール、医療・マッサージエリアを経てピッチに向かえる動線システムを採用。「最新鋭のクライオチャンバー(低温療法室)も設置され、ジムの設備もアップグレードされた」という。
イングランド1部マンチェスター・ユナイテッドのFWクリスティアーノ・ロナウドは、2度目の在籍時(2021-2022シーズン)にキャリントンの老朽化を批判。「特にプールは12年前にレアル・マドリードへ移籍して以来変わっていない」と指摘していた。今回の改修で、この問題にも対応した形だ。
オフィスは2階に移動しオープンプラン化。「部署間のコラボレーション強化を狙い、商業部門など一部幹部スタッフもオールド・トラフォードからキャリントンに移す計画」という。スタッフと選手を物理的にも近づける施策が進められている。
さらに「記者会見設備や会議室も改善され、アモリム監督や選手・スタッフ陣は新しい施設に大いに満足している」と報じられている。サー・ジム・ラトクリフ共同オーナーが主導した今回の刷新は、勝利文化の構築を掲げるクラブの姿勢を示す象徴的プロジェクトとなった。




















