リバプール16歳は「年齢を超えた成熟度」 大型補強も話題の中心…現地注目「トップ定着可能性は十分」

リバプールのリオ・ングモハ【写真:ロイター】
リバプールのリオ・ングモハ【写真:ロイター】

リバプールの新星・リオ・ングモハが特集された

 イングランド1部リバプールの16歳MFリオ・ングモハが大きな注目を集めている。横浜F・マリノスとの親善試合でもインパクトを残した超新星を現地メディアは「年齢を超えた成熟度」と称し、今季のトップチーム定着に太鼓判を押している。

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 ングモハは2008年生まれで、チェルシーのアカデミーで育ち、2024年にリバプールに加入した。U-18を主戦場としつつ、昨季はFAカップのアクリントン・スタンリー戦でトップチームデビュー。16歳135日のクラブ史上最年少先発出場記録を打ち立てた。

 そして、今夏のプレシーズンではすでにトップチームで主力級の活躍を披露している。テストマッチは5試合に出場して3得点2アシストを記録。日本で行われた横浜F・マリノス戦(3-1)で決めたゴラッソはまだ記憶に新しく、続くアスレティック・ビルバオとの試合でも個人技から得点を奪った。今夏、リバプールにはクラブ史上最高額の1億1600万ポンド(約230億円)でドイツ代表MFフロリアン・ヴィルツが加入したが、ここまでのインパクトはそのヴィルツ以上と言っても過言ではないだろう。

 英衛星放送「スカイ・スポーツ」は「リバプールは今夏の移籍市場で新戦力の獲得に3億ポンド(約596億円)近くを費やしているが、プレシーズンの話題をさらっているのはリオ・ングモハだ」とこの16歳について特集。「ングモハのことを最もよく表しているのは、ダイレクトさ、ダイナミックさ、そして年齢を超えた成熟度だ。これらの特徴こそリバプールがチェルシーからこのウインガーを引き抜いた理由だ」と16歳とは思えない完成度の高さをここまでの成功の秘訣として伝えていた。

 さらに、同メディアは「この夏にングモハが与えたインパクトを考えれば、今週末のウェンブリーでの試合(コミュニティー・シールド)をはじめ、彼がトップチームに定着する可能性は十分にあるだろう」とアルネ・スロット監督率いるチームの中核として活躍を続ける可能性も示唆。プレミアリーグ王者で台頭する新たな逸材から目が離せないシーズンとなりそうだ。

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