発表から1時間半後…“37億円移籍”に森保監督期待「本人にはめちゃくちゃプレッシャーになる環境」

森保一監督が堂安律の移籍について言及【写真:松岡健三郎/アフロ】
森保一監督が堂安律の移籍について言及【写真:松岡健三郎/アフロ】

堂安律のフランクフルト移籍発表から1時間半後に森保監督がコメント

 日本サッカー協会(JFA)宮本恒靖会長と、日本代表の森保一監督が8月7日、エディオンピースウィングスタジアム広島で行われた「被爆80年 広島でスポーツと平和について考えるシンポジウム」に出席した。イベント終了後、取材に対応した森保監督はこの日に移籍が決定した日本代表の10番MF堂安律について「思い切ってチャレンジして」と成長を願った。

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 森保監督が宮本会長とレセプションで対談していた時だった。ドイツ・ブンデスリーガのフランクフルトが堂安を完全移籍で獲得したことを発表した。2030年までの5年契約で、日本代表のコーチでクラブのレジェンド、下部組織のコーチを務める長谷部誠氏が付けた背番号「20」を継承。英衛星放送「スカイ・スポーツ」のドイツ版によると、移籍金は2100万ユーロで、100万ユーロのオプションがつき総額2200万ユーロ(約37億円)となる。これは日本人史上3番目に高い移籍金になるという。

 イベント終了後の取材対応。正式発表から約1時間半で、森保監督は状況に「あっ、そうなんですね」と話しつつ、期待を高めた。

「より高みを目指して移籍したと思いますし、チームの評価も高く、移籍することになったと思いますので、本人にはめちゃくちゃプレッシャーになる環境だと思います。でも、成長するために思い切ってチャレンジしてほしいなと思います」

 堂安は2015年に高校2年生でG大阪でトップチームデビュー。翌年に飛び級昇格を果たし、2017年のU-20ワールドカップ出場後、オランダ1部フローニンゲンに移籍した。オランダの強豪PSV、ドイツのアルミニア・ビーレフェルトと着実にステップアップして、22年にフライブルクへ。昨季はチームの主力として、リーグ戦34試合に出場して10ゴール7アシストの活躍を見せ、5位フィニッシュに大きく貢献した。着実に階段を上り、目標にしてきた初めてのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場も果たす。

 指揮官が心待ちにする新天地での活躍。北中米ワールドカップ(W杯)に向けて重要な1年になる。

(FOOTBALL ZONE編集部・小杉 舞 / Mai Kosugi)



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