リーグ首位も…上位カテゴリーから引き抜き「つらすぎ」 プロ半年で個人昇格「夢がある」

八戸の土井紅貴が秋田へ完全移籍、在籍半年でステップアップ
J3リーグのヴァンラーレ八戸は8月4日、MF土井紅貴がJ2リーグのブラウブリッツ秋田へ完全移籍することを発表した。ファンからは「個人昇格おめでとう!」と移籍を祝福する声やシーズン途中の主力放出を嘆く声が寄せられた。
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現在、J3で首位に立つ八戸だが、多くの選手たちがシーズンのここまで高いパフォーマンスを見せてきた。そうしたなか今シーズン、関西学院大から加入したばかりの土井は背番号6を背負い、ここまでリーグ戦全22試合に先発出場していた。在籍半年で早くも評価を得て、J2へステップアップ移籍することとなった。
クラブからの公式コメントで土井は「ヴァンラーレ八戸に関わる皆様。この度、ブラウブリッツ秋田へ移籍することに決めました」と切り出し、「クラブが優勝・昇格を目指し、今まさにその夢に手が届きそうな状況の中、自分がどのような決断をすべきか何度も何度も悩みました」と、苦悩の移籍だったと明かした。
さらに「ヴァンラーレ八戸は、自分をプロサッカー選手にしてくれたクラブです。プロ1年目でまだ信頼も実績も無かった自分を、こんなにも成長させてくれました。プロとしての基礎を叩き込んでくれた石﨑監督やコーチ・スタッフの方々、上手くいかない時や心が折れそうになった時、声をかけ助けてくれたチームメイト、本当に感謝しかありません。八戸へ来たことが、自分のプロとしての原点になりました。そんなクラブを、シーズン途中かつ約半年間という短い期間で離れることになり、本当に申し訳なく思っています。しかし、自身のサッカー選手としてのキャリアや目標を考えた時には、この決断が必要であり、その一歩を踏み出そうと、覚悟を持って今回の移籍を決めました」と、決断を下した理由を説明している。
そして、ファン・サポーターへ向けたコメントのなかで「これからもひたむきに全緑で、夢に向かって努力を積み重ねていきます。ヴァンラーレ八戸の昇格とさらなる躍進を、心から願っています」と、八戸のことを忘れずに活躍することを誓った。
一方、秋田を通じて「覚悟を持ってこのクラブに来ました。秋田のために全てをかけて闘います。ひたむきに、全力で闘い、多くの勝利をファン、サポーターの皆さまに届けたいと思います。よろしくお願いします」とコメントを発表している。
ファン・サポーターからは「プロ1年目の23歳が秋田に引き抜かれる事実、夢がありますなーー」「もちろんこれまで幾多の選手が辿った道、いつか個人昇格するとは思っていた、でも今か、今なのかぁ」「土井ちゃん半年間お疲れ様でした! そして個人昇格おめでとう!」「とても残念だが、抜かれるのは仕方ない」「土井選手推しのファンはつらすぎる」と今後を応援する声と移籍を嘆く声が多く寄せられた。
(FOOTBALL ZONE編集部)




















