三浦知良、Jリーグは「世界と少し差がある」 クラブW杯で痛感…いずれは「決勝まで」

「日本代表に関しては、本当に世界に近づいてるというか、世界と互角に戦える」
ヴィッセル神戸は8月2日、ノエビアスタジアム神戸で30周年記念チャリティーマッチ「LEGENDS MATCH」を開催した。58歳で迎えた今シーズンもJFLのアトレチコ鈴鹿で現役を続けているFW三浦知良は、PKでゴールを奪うとカズダンスを披露。試合後には、神戸だけにとどまらず日本サッカーについても語った。
【PR】DAZNを半額で視聴可能な学生向け「ABEMA de DAZN 学割プラン」が新登場!
肉離れでベンチスタートになった吉田孝行氏に代わり、急遽先発出場を果たしたカズ。前半は白と黒の縦縞に身を包んだKOBE DREAMSで約10分間プレーすると、後半はWORLD DREAMSでピッチに立った。後半9分、岡野雅行氏がペナルティーエリアで倒されPKを獲得。これをカズがゴール左隅に豪快に蹴り込んだ。
1万8515人の観客を沸かせたが、「きょうの試合に関しては決めさせてもらいました。本当にみんなのお膳立てがあって、PKを蹴らせてもらったので、みんなに感謝したいと思います」と言及。普段と違ったダンスについては、「カズダンスは本番の公式戦で決めたときに披露したいなと思います」と回答した。
2001年から2005年途中までの4年半を神戸で過ごしたカズ。2004年には経営難の神戸を三木谷浩史氏が引き受けた時期で、「クラブが大きく変わった瞬間でした。僕がいた頃はいい成績は収められなかったんですけど、街も含めていい印象しかありません」。鈴鹿に移籍後も、よく遊びに訪れていると明かした。
また、この30年の間に日本サッカーも成長。ところがカズは「日本代表に関しては、本当に世界に近づいてるというか、世界と互角に戦える予感というのがすごくあるんですけど、今回クラブワールドカップではまだちょっと、アジアのチームは全体的に世界と少し差があるかなというのは感じた」と指摘した。
「これからまだ伸びしろがたくさん日本のクラブにはあると思うので、クラブワールドカップに出て活躍、決勝トーナメントでベスト8、ベスト4、決勝まで行くような、そういう力もつけてもらいたい。このヴィッセル神戸にはそういう可能性がクラブとしてあると思うので、そういう意味では期待しています」
日本サッカーの未来を考えながら、自身も現役としてまだまだ走り続けているカズ。「きょうは勝ち負けとかゴールというよりも、震災から30年、ヴィッセル神戸が今年30年で、関西を代表するクラブに成長して、もう2連覇も達成している。僕もここに在籍した1人として本当に嬉しく思います」と祝福した。
(FOOTBALL ZONE編集部・工藤慶大 / Keita Kudo)













