大学時代にオファー「入るかもしれなかった」 伊東純也の記憶…気まずかった練習参加

神奈川大学時代の2014年、入団した甲府のほかにオファーしていたのが山形
フランス2部スタッド・ランスの日本代表FW伊東純也は7月27日、ジャパンツアー2025のモンテディオ山形戦に、後半32分から途中出場した。試合は0-1で敗れたが、伊東にとって山形は大学時代にオファーをもらって練習参加した懐かしの地。「気まずかった思い出しかないですね(笑)」と当時を振り返った。
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昨シーズン終盤に左足首を故障した影響で、試合前日の26日になって練習に本格的に合流したばかりの伊東。ぶっつけ本番ではあったが、キャプテンマークを巻いて山形まで駆け付けた1万6476人の観衆を沸かせた。伊東の背番号7のユニフォームを着て応援するファンも多く、試合後は手を振って歓声に応えた。
そんな伊東には試合後、地元メディアから山形との縁に関する質問が多く飛んだ。神奈川大学時代の2014年にヴァンフォーレ甲府への加入が内定したとき、オファーを出していたもう1つのクラブが山形。「同い年の高木利弥が入ったんですけど、入るかもしれなかったのはあったかもしれないです」と明かした。
この日の会場となったNDソフトスタジアム山形のピッチに立ったことはなかったが、「練習場とかはなんか今でもちょっと覚えてる感じはあって、きつかったなって感じですね」と当時の思い出を語った伊東。それから10年以上の月日が経ち、懐かしさもあるのかと思いきや、意外なエピソードを教えてくれた。
「練習参加って気まずいんですよ。まだ高木がいたからよかったんですけど、大学生がプロのところに行くのは気まずくて。プロもあまり大学生のことを気にしないと思うので、ちょっと気まずかった思い出しかないですね(笑)」
結局、甲府に入団した伊東だったが、1年目からJ1で30試合に出場して4ゴールを記録。翌2016年に柏レイソルへ移籍すると、日本代表にも選出されるようになる。2018年にはベルギー1部ヘンク移籍で海外に羽ばたき、2022年から現在のランスへ。様々な経験を経て、山形のピッチで大きく成長した姿を見せた。
(FOOTBALL ZONE編集部・工藤慶大 / Keita Kudo)




















