27歳日本人は「邦ブライネ」 リーグ断トツ14…アシスト量産にファン称賛「偉大なキャプテン」

遼寧鉄人でプレーする邦本宜裕(写真は慶南FC在籍時)【写真:産経新聞社】
遼寧鉄人でプレーする邦本宜裕(写真は慶南FC在籍時)【写真:産経新聞社】

遼寧鉄人でキャプテンとしてチームを牽引する邦本宜裕

 中国甲級リーグ(2部リーグ相当)は、このほど全日程の半分以上を終えた。遼寧鉄人に所属するMF邦本宜裕は、今季からキャプテンに就任し、エース番号10を背負ってここまで全18試合に先発出場。チームの首位に大きく貢献している。そんな邦本の活躍に中国国内から称賛の声が寄せられている。

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 現在27歳の邦本は、浦和レッズ下部組織出身で、2015年にアビスパ福岡でプロキャリアをスタートさせた。その後は慶南FC(韓国)、全北現代(韓国)、カーザ・ピア(ポルトガル)、ジョホール・ダルル・タジム(マレーシア)を経て、昨年に遼寧に加入した。

 移籍初年度はリーグ戦30試合のうち25試合に出場し、4ゴール7アシストを記録。今季は18試合で3得点も、リーグ断トツの14アシストを記録するなど、首位を走るチームの原動力となっている。

 中国のサッカー専門メディア「足球報」は先日、遼寧FW臧一鋒(ザン・イーフェン)へのインタビューを実施。中国U-23代表歴あり、今季も9得点を決めている主力は、そのインタビューで邦本について言及し、「とても視野が広く、技術も高い。我々遼寧に限らず、中国リーグにはもっと邦本のような選手が増えてほしい」と絶賛した。

 最新試合では結果を残せなかったものの、その前の第17節、2位・重慶銅梁龍との直接対決で邦本は1得点1アシストで4-2の勝利に貢献。なかでも、チーム4点目となった豪快なバイシクルシュートでのファインゴールは大きな話題となった。試合後、SNSにはファンから「偉大なキャプテン、遼寧の王だ!」「ACLレベルの選手が中国2部にいる」「邦ブライネ」と称賛の声が寄せられた。

 中国スーパーリーグ(1部相当)昇格は、現在のレギュレーションでリーグ2位まで。7月26日に行われたアウェーの3位・延辺龍鼎戦では1-0で勝利し、勝ち点差12に広げた。来季の昇格が段々と現実味を増すなか、邦本と遼寧の今後に注目が集まる。

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