神戸戦の中止発表から一転…バルセロナが来日準備へ 楽天グループの費用負担を現地示唆「出来事が急展開」

現地メディアが報じた
スペイン1部FCバルセロナが中止発表から一転、ヴィッセル神戸との親善試合のため来日する準備に入ったようだ。スペインメディア「Jijantes」は、「出来事が急展開」したと報じており、バルセロナの選手たちは現地時間の24日午後、もしくは25日早朝に日本へ出発する見込みだという。
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「Jijantes」によると、バルセロナの動向はここ12時間で大きく変化した。「日本での試合が中止されたという情報から一転した」とのことで、情勢は混沌としながらも来日が確実視されている状況だ。
選手たちはすでにクラブ施設「シウタ・エスポルティバ」でトレーニングを済ませ、「昼には施設を後にしており、再び戻って空港へ向かうバスに乗るかどうかの連絡待ち」とされている。スペイン紙「マルカ」では「日本行きの可能性は90%」とのクラブ関係者の証言を紹介した。
クラブは現地時間23日、公式発表で「日曜日に予定されていたヴィッセル神戸との日本での試合は、主催者側の重大な契約違反により中止」と発表しており、事態は一時混迷を極めた。神戸側も公式サイトで「現在、プロモーターによる契約上の問題が発生しているとの情報を受け、当クラブとしても状況の確認を行っております。関係各所と連携のうえ、必要な情報の収集および対応を進めております。新たな情報が入り次第、当クラブ公式サイト等を通じてご案内いたします」とした。
そのなかで「Jijantes」は楽天グループが鍵を握っていた可能性を示唆。「経済的な負担を引き受けた」とされており、その影響で「日曜日にプレシーズン最初の親善試合を行うことが確定的となった」と報じられている。対戦相手は当初の予定通り神戸となる。変更点は「選手団の出発が当初予定されていた(24日の)早朝ではなく、午後または翌日に変更されることである」とされた。
一方でクラブは日本遠征が不成立となった場合に備えて、カタルーニャの下部リーグクラブと親善試合を行う代替案まで検討していたという。「しかし状況は一変し、再び日本遠征が現実味を帯びる展開」となっている。なお、ハンジ・フリック監督は遠征メンバーの選定も進めており、「当初の構想では、26人の選手を遠征に帯同させる計画だった」としている。今後、クラブから正式な発表がなされる見込みだ。
神戸は24日午後8時30分に「現時点におきまして、確定的な情報をお伝えできる状況にはございません」と現況を伝え、「進捗があり次第、速やかに当クラブ公式サイト等を通じてご案内させていただきます」と今度の対応について説明した。
(FOOTBALL ZONE編集部)





















