22歳日本人は「才能ある1人」 コーチも驚愕の能力…プレミアへのステップアップは「時間の問題だ」

鈴木彩艶が特集で紹介された
イタリア1部パルマに所属する日本代表GK鈴木彩艶は、今夏の移籍市場でのステップアップが多くの海外メディアで報じられてきた。英衛星放送「スカイ・スポーツ」は、「すでにマンチェスター・ユナイテッド、ウェスト・ハムと紐づけられているパルマの鈴木彩艶は、最も素晴らしい才能ある若いGKの1人だ」とし、そのポテンシャルの高さを伝えている。
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現在、世界最高峰の才能を持つ選手たちの多くはプレミアリーグに集まってきている。記事では「鈴木彩艶がいつの日か、プレミアリーグへ移籍することは時間の問題だ。その関心は正当化される。22歳の日本代表は、新たなGKの潮流を作る存在とみられている。日本は2050年までにW杯を優勝するというプロジェクトを立ち上げている。伝説的なGKコーチのフランス・フック氏が、未来のGKの特性を特定する任務を担っている」と伝えた。
そのフック氏は「日本では、才能のあるゴールプレーヤーの育成ルートが作られました」と言い、単にゴールを守るだけではなく、より多くのことを要求されることからキーパーではなく、ゴールプレーヤーという名称を意図的に用いていると説明した。そして浦和レッズの控え選手だった頃から、フック氏は鈴木にすべての要素があると見ていたという。「彼をキャンプで見た時に『この男は可能な限り早くヨーロッパに渡るべきだ。どのリーグかは問題ではない。プレーしなければいけない』と言った」と、出場機会を得るべきだと勧めたという。
そこから鈴木はベルギー1部シント=トロイデンを経て、パルマに移籍した。「22歳という年齢で、いつ飛び立つかだ。彼を知るものは、誰も彼の能力に疑いを持っていない」とし、ガーナ人の父と日本人の母の間に生まれて、日本で育った鈴木が、普段は物静かだがピッチでは一変してアグレッシブになることを伝えた。
欧州での鈴木の最初のシーズンをともに過ごしたというデニス・ルーデルGKコーチは、最初の練習での驚いたエピソードを披露する。「彼に『よし、どれだけ遠くにボールを投げられるかやってみてくれ』と言ったんだ。私がピッチのほうを向くと、ボールがハーフウェーラインを20メートル以上も超えていった。振り返って『いや、キックするんじゃなくて、投げるんだ』と言ったら、彼は笑って『いや、投げましたよ』と返してきたんだ。そんなにボールを遠くに投げれるパワーを持つ人がいるとは信じられなかったから、もう一回やるように伝えたんだ」と、鈴木が秘めるパワーに驚かされたという。
鈴木の強みを次々と挙げたルーデル氏は、「彼は日本からベルギーに行き、ベルギーからイタリアへ行った。適応力が求められたが、本当に早くできた。それは真の一流選手の条件でもある」と言い、最高峰に到達するかという問いには、「100%だね。問題はどの旅路が最適なのかだ。待ってあと1年はパルマでプレーするべきだという人もいる。だが、遅かれ早かれ、鈴木彩艶はステップアップ移籍するよ」と、時間の問題であると断言した。
(FOOTBALL ZONE編集部)




















