英名門が“和製カイセド”を「熱烈に気に入っている」 今夏獲得に現地太鼓判「非常に有益」

トッテナムが佐野海舟に関心か【写真: IMAGO / Thomas Frey】
トッテナムが佐野海舟に関心か【写真: IMAGO / Thomas Frey】

トッテナムは佐野海舟を「熱烈に気に入っている」

 日本代表DF高井幸大が加入したばかりのイングランド・プレミアリーグのトッテナムは、さらなる日本人選手を補強する可能性があるようだ。英メディア「TBR」は「トッテナムは、チェルシーのモイセス・カイセドのようにプレーする非常に闘争心のあるMFの大ファンだ」と報じて、ブンデスリーガで評価を高めているMF佐野海舟がプレミアリーグのクラブの関心を集めていると伝えた。

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 ノッティンガム・フォレストのイングランド代表MFモーガン・ギブス=ホワイトの獲得に乗り出していたトッテナムだが、この移籍は破談になる可能性が出てきている。また、契約が残り1年となっているMFイヴ・ビスマと、MFロドリゴ・ベンタンクールについては、移籍金を得られる今夏のうちに放出されることが濃厚であり、中盤の補強は急務となっている。そこで注目されているのが佐野だという。

 ベン・ヤコブ記者によると、「佐野海舟はブンデスリーガのマインツに所属していて、トッテナムがとても気に入っている選手だ。彼は非常に闘争心がある6番で、ライン間を動き、空中戦にも勝てる。その一方でモイセス・カイセドのように積極的にパスを出すこともできる選手だ。過小評価されているが、攻撃的な素質も多く持っている」と絶賛した。

 エクアドル代表MFモイセス・カイセドは、現在のサッカー界で最高の守備的MFの一人として知られており、チェルシーが新しいフォーマットとなったクラブ・ワールドカップ(W杯)の初代王者となるのにも大きく貢献したばかりである。

 そんな名手と似た特性を持つと評された佐野について、ヤコブ記者は「彼はただの典型的な運動量の豊富な選手やボールを奪取する選手ではない。ボールを奪った後のプレーも非常に長けていて、顔を上げてパスを出すべき場所を見つけることも得意としている。カウンターアタックを狙うチームで非常に効果的なプレーができる。だから、彼も注目しておくべきだ」と、佐野の攻撃面に対する評価を続けている。

 このコメントを受けて「TBR」も、日本代表としては、まだ6試合しか出場していない“和製カイセド”について「彼は低い位置でプレーしているにもかかわらず、間違いなく前方へのパスを出す能力に優れている。アタッカーに正しいパスを受けることさえできれば、相手の守備に問題を起こせる選手がそろっているトッテナムにとって、非常に有益だろう」と、トッテナムのプレースタイルに合うと太鼓判を押した。

 昨季はプレミアリーグで18位に沈んだトッテナムだが、UEFAヨーロッパリーグを制したことで、2025-26シーズンはUEFAチャンピオンズリーグにも出場できる。高井の加入によって日本でも注目度が高まりそうなトッテナムだが、もう一人、日本人選手をチームに加えることになるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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