“ローマの王子”トッティが今季限りで現役引退 強化担当としてフロント入りへ

クラブ一筋のレジェンドが40歳でスパイクを脱ぐと、モンチ氏が発表

 ASローマの元イタリア代表FWフランチェスコ・トッティが、今季限りで現役を引退し、ローマの強化担当として第二のキャリアを過ごすことが明らかになった。イタリア地元紙「イル・メッサジェーロ」などが一斉に報じた。

 今季途中までスペイン強豪セビージャで辣腕を振るっていたモンチ氏が、スポーツディレクターの就任記者会見に出席。そこで、40歳を迎えたローマ一筋のレジェンドの去就について発表された。

「トッティに関しては、選手として今季最終年となり、ディレクターとしてスタートするという合意が存在している。フランチェスコはローマだ。私は彼とできるだけ近くにいたい。彼の膨大な知識の1%でも学びたいと思っているんだ」

 世界最高の強化担当者との呼び声高いモンチ氏は、こう語った。トッティはローマ下部組織出身で、1993年からトップチームで活躍。2000-01シーズンには元日本代表MF中田英寿らとともに、ローマにスクデット(リーグ優勝)をもたらした英雄だ。

 今季も15試合出場で2得点3アシストの成績を残していた。セリエA通算616試合出場で250得点。“ローマの王子”は、今季限りでついにスパイクを脱ぐことになる。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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