2006年W杯出場の元イングランド代表ウインガーが、ストレス性疾患で入院

エバートンMFレノンが先月30日に入院したことが判明 2月11日を最後に出場なし

 2006年ドイツ・ワールドカップ(W杯)にも出場した名手に何が起こっているのだろうか。プレミアリーグのエバートンは、所属する元イングランド代表MFアーロン・レノンがストレス性疾患により入院したと発表した。30歳の元代表選手の苦悩が明らかとなり、英国内では大きな話題を呼んでいる。

 レノンは2003年にリーズで当時史上最年少となる16歳129日でデビューを果たすなど、若くしてその才能に注目が集まっていた。2005年にトットナムへ移籍し、そのスピード溢れるドリブルを武器にプレミア屈指のサイドアタッカーとして名を上げた。イングランド代表では21試合に出場したほか、2006年のドイツW杯でもプレーした。

 しかし、徐々にトットナムでも出番を失い、2015年にはエバートンに活躍の場を移した。今季はリーグ戦11試合に出場しているが、2月11日のミドルスブラ戦を最後にピッチから遠ざかっていた。

 英公共放送「BBC」によれば、レノンは4月30日の夕方、サルフォードにあるエクルズ・オールド・ロードという交通量の多い大通り付近で警官に発見された。その身を案じた警官が午後4時35分頃に通報した。精神保健法に基づき、病院へ搬送され、ストレス性疾患の治療のために入院することが決まった。

 クラブによればレノンの家族はプライバシーを主張しており、病状などの詳細は明らかとなっていないが、一日でも早い回復を祈るばかりだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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