バルバラCEO来日へ 本田を旗頭にしたミランのアジア戦略が本格化

ミランがアジアツアーを計画

 ACミランのバルバラ・ベルルスコーニ社長は、日本での親善試合と、日本企業とのスポンサー契約交渉のために25日にも来日すると、イタリア地元紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が報じた。

 記事は、「スタジアムと東洋。レディーBがミランの危機を乗り越えさせる」という見出しで始まっている。

 ミランの女帝が、日本にやってくる。地元紙によると、元イタリア首相でシルビオ・ベルルスコーニ会長の娘であるバルバラ氏の来日の目標は、今夏に開催を予定している中国と日本での親善試合の契約。さらに、日本企業とのスポンサー契約のために交渉を行う予定だ という。

 「ガゼッタ・デロ・スポルト」は「まだ正式発表ではないが、ほとんど決定している。中国と日本で親善試合を組む。中国と日本はミランのブランドが成長できる場所である。過去のグランデ・ミランの思い出が生きているから」と、レポートしている。

 欧州チャンピオンズリーグを制覇するなど、世界屈指の強豪だったかつての遺産が残る東アジアでミラン復活のための営業活動を展開する。

 中国では上海のスタジアムに昨年オープンさせた本社と、ミュージアム機能を併設させた「カーサ・ミラン」のレプリカ版がオープンされる予定だという。
 日本代表FW本田圭佑を旗頭にしたアジア市場戦略を展開するミランだが、今季の欧州カップ戦の出場権を失い、大幅減収を余儀 なくされている。莫大な放映権収入の穴埋めとして、アジアを収入源に名門復活を試みようとしている。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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