日本を救った“26人目”「何としてでも」 強力なライバルの存在…W杯へ「僕は懸けていた」

GK大迫敬介は大会ベストGKに選出された
日本代表は7月15日にEAFF E-1サッカー選手権の最終戦で開催国の韓国代表と対戦し、1-0の勝利で優勝を果たした。絶体絶命の場面でスーパーセーブを見せたGK大迫敬介は「何としてでもクリーンシートでこの試合を終えたいっていう思いから出たと思います」と振り返った。
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森保一監督は今大会の第2戦までに招集26人中の25人を起用していた。そのラスト1人こそ大迫だった。3人選ばれたGKが1試合ずつチャンスを得る中、最も難易度が高く優勝を懸けた一戦を任された。
前半8分にFWジャーメイン良のゴールで首尾よく先制したが、その後は今大会で最も難しい展開になった。特に後半は自陣に押し込まれペナルティーエリア内で守る時間が長くなった。ボールを奪ってもすぐに奪い返されてしまう形が多くなり、守備陣は集中を続けることが求められた。
そして迎えた後半39分、ペナルティーエリア内で強烈なボレーシュートを放たれるピンチに鋭く反応した守護神はボールを左手一本で弾き出した。「どこかで1本相手にそういった決定機が来るとは思っていたので、常にそういった準備の中で落ち着いて対応できたと思います」として、「無意識でしたね。個人的にはこの試合にかける思いは強かったですね。何としてでもクリーンシートでこの試合を終えたいっていう思いから出たものだと思います」と振り返った。
日本代表の常連メンバーである一方で、出場はこれが通算10試合目だった。イタリア・セリエAのパルマでプレーするGK鈴木彩艶の存在もあり、2026年北中米ワールドカップ(W杯)のアジア最終予選では、突破を決めた後の1試合に出場したのみだった。
だからこそ「個人的にもいろんな思いがあって今日のゲームになったので。もっともっと改善しないといけないプレーは多かったですけど、何よりも結果を出したいという思いがそういったものになった」と話し、「W杯までも少ない中で、個人的にはそこまで出場機会が少ない中で、こういった与えられた時に自分のパフォーマンスだったり結果を出したいっていう気持ちがあった。きょうに僕は懸けていたと思います」と、強い思いをこの日韓戦にぶつけた。
わずか1試合の出場ながら、大会のベストGKにも選出された。あらためて日本代表の正GK争いに挑むためにも、この日韓戦のクリーンシートが大迫にとって最高の通過点になった。




















