鉄道とコラボのJクラブユニが話題 大胆デザインに「ここまでマッチするとは…」

奈良クラブの限定ユニに脚光(写真はイメージです)【写真:産経新聞社】
奈良クラブの限定ユニに脚光(写真はイメージです)【写真:産経新聞社】

奈良クラブが発表…伝統と格式を映した「青の交響曲」

 J3の奈良クラブは、「青の交響曲(シンフォニー)」をコンセプトに、2025年のサマーリミテッドユニフォームを発表した。近鉄の観光特急「青の交響曲」と吉野町との共創から生まれた一着で、地域との連携や文化発信の思いが込められている。サッカーユニフォーム研究家の「ともさん」は、その完成度とメッセージ性に注目し、印象を語った。

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 前面に「青の交響曲」の車両デザインをモチーフとした濃紺ベースに、ゴールドのラインを配し、列車の上質さと伝統をそのまま再現。肩部分には吉野山の草花を象徴する模様が繊細にあしらわれている。一方、背面には吉野・金峯山寺のご本尊「金剛蔵王大権現」をモチーフに、ステンドグラス風のグラフィックが広がる大胆な構成で、前後で異なる表情を見せている。

 ともさんは「車両デザインがここまでマッチするとは驚き。前後で地域の魅力を表現している」と感嘆。また、「クラブと自治体が行っている包括連携協定のアクティベーションであり、観光や産業の活性化、地域PRをユニフォームで表現している」と語り、地域との結び付きにも触れた。

 さらに、「地域の活性化はプロサッカークラブの存在意義。ユニフォームを使って最も効果的な広報が、日本全国、世界への発信にもなる。地域活性化を体現する素晴らしいユニフォーム」と評し、社会的価値にも言及。「鉄道とのコラボで、鉄道ファンにもサッカーを身近に感じてもらえる。ユニフォームデザインでファンを取り込むチャンスでもある」と、多角的な価値も語っている。

 この特別ユニフォームは、7月と8月のホームゲーム3試合で着用予定。伝統と格式を映した「青の交響曲」をまとい、奈良はこの夏、地域とともに新たな“交響曲”をピッチ上で奏でる。

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