「今日ダメなら終わり」長友佑都が明かした悲壮な覚悟 950日ぶり出場で90分間フル稼働「賭けていたんで」

試合前夜は「アドレナリン出過ぎて、なんかもう寝つきめっちゃ悪かった」
日本代表のDF長友佑都は7月12日、韓国で行われているEAFF E-1サッカー選手権の中国戦で、スタメン入り。90分間フル出場を果たしたなかで、「日本を背負えるというのは嬉しく思いながらプレーをしていました」と話した。
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日本は前半11分にFW細谷真大のゴールで先制。さらに後半18分にはDF望月ヘンリー海輝のミドルシュートで追加点を奪った。中国に決定機を作られる場面もあったが、代表デビューのGK早川友基がビッグセーブなどで失点を0に抑えた。
キャプテンを務めた長友は3センターバックの左でフル出場。招集されながら出番のない試合が続いていたなかで迎えた久しぶりの代表戦について「2年半ぶり、カタールW杯以来だったんですけど、やっぱり代表のユニフォーム着て、日本を背負えるっていうのは非常に嬉しく思いながらプレーしました」と振り返った。日の丸を背負って戦う責任を噛み締めてピッチに立った。
6−1で勝利したホンコン・チャイナ戦に続く連勝で第3戦の韓国戦へとつなげたが、長友は自身のパフォーマンスについて「まだまだですね」と辛口評価。「精度をもっと上げなきゃいけないですし、まだまだフィジカルレベルも上げなきゃいけないですし、世界を見たらもっとレベルの高い選手がいるんで、まだまだだと思ってます」とさらに上を見据えていた。
試合後にはスタンドのサポーターから「長友ー!」の声も届けられた。最後は森保監督が選手たちに直接言葉を伝え、38歳の主将が一本締め。その後の取材対応でも「めちゃめちゃ緊張感ありましたよ。はい。昨日なんかアドレナリン出過ぎて、なんかもう寝つきめっちゃ悪かったです。そのぐらいやっぱり自分は賭けていたし。もう今日ダメならもう終わりだなっていう、そのぐらいの気持ちで今日臨んでたんで」と心中を吐露した。
日本代表のピッチに立つのはカタールW杯以来。この2年7か月間を「もう苦しすぎましたね。苦しいの一言です。ただ、僕はその逆境とか、苦しみから、これまでも何度も這い上がってきたんで。もう長友は終わりだぞって、皆さん思ってたかもしれないですけど、僕はひたすら自分のことを信じてやってきたんで」と語り「全然まだまだのレベルですけど、もっと皆さん驚かせるようなプレーをできるように、これから頑張っていきます。まだ、まだ次、韓国戦あるんで、引き締めて頑張ります」と次戦の韓国戦に視線を向けた。
(FOOTBALL ZONE編集部)




















