初舞台から2769日…「10年経ってまた入れた」 再スタートも中国戦、スタメン濃厚30歳の足跡

日本代表の植田直通【写真:Noriko NAGANO】
日本代表の植田直通【写真:Noriko NAGANO】

植田直通は中国戦での出番が濃厚

 日本代表DF植田直通は7月10日、韓国で行われているEAFF E-1選手権の第2戦・中国戦に向けて練習に参加。暑さも残る中、冒頭40分が公開された中では3バックの中央に位置した。3年4か月ぶりに代表へ復帰した植田にとって、代表デビューとなったのも2017年12月の中国戦だった。当時は初招集から3年越しに右サイドバックで初出場。「10年経って今また入れたこと、今自分がどれだけできるのか見せるチャンス」と闘志をたぎらせた。

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 2017年12月12日、E-1選手権の中国戦。2769日前……8年前の冬、バヒド・ハリルホジッチ監督のもとで植田は初招集から3年越しの代表デビューを飾った。そして今回もまた3年4か月ぶりの復帰。再び出番が回ってきそうなのが、中国戦だ。

「全然、巡り合わせは気にしないタイプなんですけど、言われてまあ……そうか、と。でも、本当そうですね、E-1のスタートが中国戦でサイドバックのデビューでしたけど今こうやって(2014年の初招集から)10年経ってこうやってまた入れたこと、今自分がどれだけできるかっていうのを見せるいいチャンスだと思うし、しっかりそれは今までやっぱ自分が鹿島でやってきたこと、それが認められてここに呼ばれたと思う。まずは今鹿島で取り組んでいることだったり、鹿島でやっていること、それを出す必要があるかなと思います」

 2018年ロシア・ワールドカップ(W杯)メンバーに選出され、ベルギーやフランスでもプレー。鹿島へ復帰して30歳になった。経験豊富な植田だが、3バックの森保ジャパンでは初心に戻り、吸収している。

「Jリーグは3バックのチームがかなり多いんで、みんなはいつもやっていることが多いかもしれないですけど、僕は4バックだし、その辺もすごく刺激を受けてるところであって、やっぱ自分たちも鹿島で可変しながらやっている中で、こういうやり方もあるんだと、3バックをすごく勉強しつつあるところもある。僕の成長にもなっているし、まあ僕が鹿島に帰った時のその気付きだったり、そういったものにも繋がっていると思う。すごくやって新鮮ですし、なんか楽しいですね」

 最後に日本代表のピッチに立ったのは黒星となった2021年9月、カタールW杯最終予選のオマーン戦(0-1)。次こそチームを勝たせてみせる。

(FOOTBALL ZONE編集部・小杉 舞 / Mai Kosugi)



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