J1監督→韓国2部コーチ就任「多くの人が驚き」 異例のキャリアに現地衝撃「このケースは稀だ」

井原正巳氏が韓国2部水原三星のコーチに就任
元日本代表DF井原正巳氏が、韓国2部水原三星のコーチに就任した。日本ではJ1柏レイソルの監督を昨季まで務めていただけに、韓国メディア「chosun」ではその決断が驚きを持って報じられている。
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記事では「水原三星のコーチに来るという事実が知られて、多くの人が驚きを隠せなかった。卓越した守備力で『アジアの壁』というニックネームが付いた 。韓国代表DFのレジェンド、ホン・ミョンボと比べられることもあった。当時、韓国にホン・ミョンボがいるなら、日本には井原がいると言われるほどだった」と井原氏の現役時代が紹介された。国際Aマッチ122試合に出場し、日本が初めて出場した1998年フランス・ワールドカップ(W杯)ではキャプテンも務めた。引退後は指導者の道へ進み、アビスパ福岡と柏で監督を務めている。
それだけに「1部リーグのチームの監督として全ての決定を下す立場から、アドバイス役としてのコーチを務めるこのケースは稀だ」と、ビョン・ソンファン監督が率いるチームのコーチに就任する決断が驚きを持って報じられた。
井原氏は就任にあたり「新たな海外挑戦の機会を得られ、私が必要とされる場所があることに感謝している。チームの1部リーグ昇格に貢献できるよう全力を尽くす」とコメントしたという。
記事では2位につける水原が抱える課題を守備面に挙げることから「井原氏はDFのボールコントロール技術を重視する。ボールを上手く扱い、相手に奪われないようにすれば、安定した試合展開が可能だからだ。また、井原氏は選手に強力なプレッシャーを要求することで知られる。相手の攻撃選手に強いプレッシャーをかければ、ボールを容易に奪えるからだ。どれだけ優れた選手でも、2、3人が一緒にプレッシャーをかければ、ボールをキープするのは難しい」と、井原氏のコーチ就任に期待を寄せている。
かつてAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の常連だった水原三星だが、昨季はまさかの2部降格。2位以内での自動昇格を狙う中、井原氏が守備の立て直しにどのような手腕を見せるのか韓国でも注目が集まっているようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)













