吉田がプレミア100試合出場の節目に日本の子ども100人招待の粋な計らい 「僕の記録を破る野望を…」

ハル戦で一つの目標を達成

 サウサンプトンの日本代表DF吉田麻也は、29日の本拠地ハル・シティ戦で記念すべきプレミアリーグ100試合出場を達成した。この節目の試合を祝うため、日本人の子ども100人をスタンドに招待する粋な計らいを見せている。地元紙「デイリー・エコー」が報じた。

 クリーンシートを記録したハル・シティ戦で、吉田が節目の100試合出場を達成した。スタンドにはロンドンの「フットボール・サムライ・アカデミー」の生徒ら100人が集結。吉田に声援を送った。

「僕がアンバサダーを務めているロンドンのフットボールクラブの人たちを招待しました。子どもの頃にフェイエノールトのトレーニングキャンプに参加しました。そこで、ズラタン・イブラヒモビッチがプレーしていた試合を見たんです」

 吉田はこう語った。幼少時にオランダ強豪のキャンプを訪問した際に、当時アヤックスでプレーしていた若き日のカリスマのプレーを目の当たりにしたという。

「それから13年か14年が経って、セインツの一員として彼と(プレミアリーグで)プレーしている。おかしな話ですよね。でも、フットボールの世界ではそういうことが起こる。子どもたちには僕を見て刺激を受けて、プレミアリーグで僕の記録を破る野望を持ってくれることを希望しています」

 吉田はかつてのイブラヒモビッチのように、自分自身が子どもたちに影響を与えることができるなら、と願っていた。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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