欧州で苦境の日本人が「リストの最有力候補に」 移籍間近と現地報道「まもなくまとまる」

英2部バーミンガムが古橋の獲得に接近か
イングランド3部リーグを優勝して、2025-26シーズンの2部昇格を決めたバーミンガムが、日本代表FW古橋亨梧の獲得に近づいているようだ。英メディア「Football League World」が報じている。
昨シーズン、バーミンガムはリーグ戦34勝9分3敗で勝ち点111という数字を残し、3部リーグを制した。そのチームではセルティック時代に古橋のチームメイトであったMF岩田智輝が大活躍を見せ、イングランド3部リーグの年間ベストイレブンにも選出されている。
新シーズンはプレミアリーグへの昇格を目指すクラブは、今夏の移籍市場で大型補強を実現してその目標に近付くつもりだ。アメリカのヘッジファンドであるナイトヘッド・キャピタルのサポートを受けるバーミンガムは、十分な資金力もある。
下部組織出身のジャマイカ代表FWデマレイ・グレイをサウジ1部アル・イテファクからレンタル移籍で獲得しようとしているバーミンガムは、古橋の獲得にも近づいているという。記事では「かつてのセルティックのスターは、チャンピオンシップ(2部リーグ)の襲撃を狙っているブルーズの獲得リストにある日本人選手の最有力候補になっており、契約交渉はまもなくまとまると見込まれている」と、移籍合意が近いと伝えている。
バーミンガムは日本の選手を数多く視察しており、1月の移籍市場でレンヌに加入したばかりの古橋も、昇格を決めたクラブの最優先補強選手になっているという。古橋はセルティックに在籍した3年半の間で116試合に出場して63ゴールを決めたが、フランスでは6試合出場にとどまり、ゴールに絡むこともなかった。
なお、バーミンガムの補強リストには、ポルトガル1部のジル・ビセンテを退団したばかりの日本人MF藤本寛也、ドイツ2部ホルステイン・キールのFW町野修斗といった選手たちの名前もあり、セルティックのように多くの日本人選手が同時に在籍する可能性もあるようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)