E-1選手権に「浦和の選手は選ばない」 森保監督が明言「当初の予定では招集できなかった」

日本代表の森保監督【写真:徳原隆元】
日本代表の森保監督【写真:徳原隆元】

浦和はクラブW杯で3試合戦った

 日本代表の森保一監督が6月29日に行われたJ1リーグ第22節の東京ヴェルディ対川崎フロンターレの試合を視察した。この試合がE-1選手権のメンバー発表前最後の視察となるなかで、アメリカで開催されたクラブ・ワールドカップ(W杯)に出場していた浦和レッズからはE-1選手権の日本代表を選出しないことを明言した。

【PR】DAZNを半額で視聴可能な学生向け「ABEMA de DAZN 学割プラン」が新登場!

 E-1選手権はFIFAが定めるインターナショナルマッチデーで開催されないため、各国協会に選手の拘束権がない。そのため、Jリーグの選手を中心に日本代表選手が選出されることになるが、アメリカから帰国したばかりの浦和の選手たちは招集が見送られるようだ。

 森保監督は「浦和の選手は選ばないと考えています。当初の予定では、もっと勝ち進んでいてくれるだろうと予想していましたし、ベスト8以上に行くと招集ができませんでした。選考のなかでいろんな選手を見ていますが、Jリーグに良い選手がたくさんいる。クラブW杯を終えて、世界の経験をしてきたなかで浦和の選手に合流をしてもらうことを考えましたが、選手たちのコンディションを考えると3試合やったなかでも、かなり心身ともに疲労、疲弊があると思います。もちろん代表として戦ってくれる思いは、持ってくれていると思いますが、かなり疲れがあると思いますので他の選手を選ぶことで考えています」と、世界トップレベルの戦いを経験した疲れを考慮しての判断と説明した。

 また、来年のW杯はカナダ、アメリカ、メキシコの3か国で開催される。今回、アメリカで3試合を戦った浦和は、現地の情報を多く知れたはず。その情報の共有については「必ず、視察等々で行った時などに話をさせてもらいたい」と言い「情報は共有したほうがいいと思います。ACLもそうですが、浦和が戦って何ができて、何が足りないと感じたか。そのためにJリーグの舞台で国内ではどういうことをやることが、アジアで確実に勝ち、世界でも勝っていくことにつながるかを各クラブやサッカー関係者が知る機会はしっかり作ったほうがいいと思います」と、日本サッカー全体の発展のためにも、浦和の情報を共有できる機会を設けるべきという持論を展開した。

(河合 拓 / Taku Kawai)



page 1/1

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング