22歳大卒ルーキーが「もう完璧」 4戦連続アシスト…鮮やかな放物線に喝采「なんでもできる」

広島の中村草太【写真:Getty Images】
広島の中村草太【写真:Getty Images】

中村草太が4試合連続アシストを記録

 サンフレッチェ広島のMF中村草太は6月22日のJ1リーグ第21節の横浜FC戦(4-0)で4試合連続となるアシストを記録。絶妙なタイミングでDF新井直人へ送り届けた浮き球のラストパスが「これはもう完璧の一言」など称賛を集めている。

 敵地に乗り込んだ広島は、柏レイソルから新加入したFW木下康介の加入後初ゴールとFW加藤陸次樹の得点で、前半の飲水タイムまでに2点のリードを奪った。すると、迎えた前半39分に左ウイングバック(WB)で先発していた中村の正確なキックから3点目が生まれる。

 コーナーキック(CK)の二次攻撃でゴールを狙うなか、ピッチ中央で右からのパスを受けた中村はDFの背後を狙って走った新井へ柔らかい浮き球のラストパスを送り届けた。新井が頭で押し込んだゴールはオフサイドと判定されたが、VARチェックの末に得点が認められた。

 試合の行方を決定づけるダメ押しゴールを演出した“ビューティフルパス”で中村は4試合連続となる今季6アシスト目を記録。SNSでは「クロスも完璧」「エグすぎる」「なんでもできる」「見えてるんだよね」「的確にパスを出せるセンスもさすが」「これはもう完璧の一言」と称賛のコメントが多く寄せられた。

 中村は前節の鹿島アントラーズ戦に続いて左WBで起用された。攻守に貢献が求められる役割のなかで抜群の攻撃センスを発揮したが、試合後には「それ(4試合連続アシスト)についてポジティブに捉えられますけど、前半に自分がしてしまったファウルの回数とか、CKにしてしてしまった回数を含めて、判断のところがまだ甘かった」と守備面について反省を口に。そして、「(佐々木)翔さんが後ろにいるし、ジャメくん(ジャーメイン良)も守備をしてくれるのでだいぶ助かっています。一本でもミスをしたら試合が終わっちゃうポジションだと思っているのでそこはちょっと難しいなとは思っています」とWBの難しさについて語っていた。

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