板倉滉に芽生えた新たな感情 去就報道へ胸中は…「大きな大会に出たい思いはある」

板倉滉の大規模な主催イベントには堂安もゲスト出演
日本代表DF板倉滉が6月22日、神戸市内でイベント「KCP」を開催し、MF堂安律とのトークショーや子供たちとのミニゲームを楽しんだ。約8時間、六甲の街を“ジャック”して行われた大規模なイベントは大成功。終了後には取材に対応し、シーズンを振り返りながら「上に行きたいと思った1年だった」と、高みへの意欲を示した。
阪神・淡路大震災から30年。神戸の街を盛り上げるべく今年で4年目を迎える「KCP」が兵庫にやってきた。すでに6都道府県目の同イベントには公私ともに仲の良い堂安も登場。板倉がMCを務めたトークショーでは堂安の結婚式秘話も聞き出すなど、大きな盛り上がりを見せた。
先日行われ、板倉も出席した堂安の結婚披露宴。多くの日本代表選手が祝福に駆け付けた結婚式ではタキシード姿の森保ジャパン戦士が話題となった。「あれはドレスコードで、僕が着て来て欲しいと頼んだんです。格好良かったでしょ?」。板倉“名MC”は堂安と息の合ったトークを繰り広げ、ファンを楽しませた。
子供達とも触れ合った板倉。約8時間に及ぶ長時間、大規模なイベントは大成功を収めた。「他の選手からも『呼んでくれ』と言ってもらっている。協力してもらえてみんなに感謝したい」。板倉らしい温かみのある時間となった。
2024-25シーズンは所属するボルシアMGでリーグ31試合に出場して3ゴールを挙げた板倉。「怪我なく終えられたシーズンだった。そういった意味では満足感はあった」というが、一方で違う感情も芽生えた。
「個人としてもやっぱり上に行きたい思いが強くなった1年でもあった。どんな動きがあるかはまだ分からないけど、自分は常に上に這い上がっていきたいという思いでやっている。選手としても(CLやELなどの)大きな大会に出たい思いはある。自分を必要としてくれるところでやりたい」
板倉についてはドイツ国内外からの関心が報道されており、去就に注目が集まっている。貴重なオフを過ごした板倉はどのような決断を下すのか。新シーズンにも大きな期待が寄せられる。
(FOOTBALL ZONE編集部・小杉 舞 / Mai Kosugi)