J2から独移籍「誇らしい」 期限付き→完全に移行…21歳DFが勝ち取った“3年契約”「偉大な道を切り拓いた」

水戸のDF松田がハノーファーへ完全移籍
J2リーグの水戸ホーリーホックは6月19日、ドイツ2部ハノーファー96のU-23チームに期限付き移籍していたDF松田隼風が、ハノーファーへ完全移籍することを発表した。ハノーファーは、2028年6月30日までの3年契約であると伝えている。
水戸はハノーファー96と2023年7月より3年間のパートナーシップ契約をスタートさせており、松田はこの業務提携の条項もあってハノーファーのU-23チームへ期限付き移籍をしていた。そして2シーズンにわたってチームで主力として活躍したことで、完全移籍にふさわしいという評価を受け、今回の移籍に至っている。
U-16世代から年代別日本代表にも選ばれている21歳の松田は、J2での出場歴は19試合1得点だが、2024-25シーズンはドイツ3部で34試合に出場して1得点を記録している。
クラブを通じて松田は、「このハノーファーでの2年間は4部リーグ、3部リーグを経験させていただき、日本とはまた違ったハードでスピーディーな環境に身を置きながら、日々成長を目指して取り組んできましたが、その結果を完全移籍という形で報告できることを大変嬉しく思います」と喜びのコメントを発表するとともに「U20W杯に出場したことで海外への想いがより強くなった自分にとって、水戸ホーリーホックが海外クラブへと橋渡ししてくれたことで、自分の可能性も無限に広がりました。これからも更なる高みを目指して、ヨーロッパで努力を重ねていきますので、これからも『水戸から世界へ飛び立った松田隼風』を応援していただければ幸いです。 最後に、2年前にケーズデンキスタジアム水戸で皆さんと約束したことは忘れていません。いつかまた、この水戸ホーリーホックのユニフォームを着てプレーしたいと思っています。その日を楽しみに、また世界で戦ってきます!」と、水戸のファンにメッセージを送っている。
今シーズン、J2リーグで2位と躍進している水戸だが、選手の欧州移籍を実現したことも大きな成果と言えるだろう。SNS上では「水戸から『直接』世界へ!」「頑張ってください! 応援しています」「水戸から世界へホントに羽ばたいたね!」「水戸から世界への道を作ってくれてありがとう!!」「水戸にとって偉大な道を切り拓いたね」「楽しみでしょうがない選手」「水戸から世界へ羽ばたいた!」「行けるとこまで行ってこーい」といった声が寄せられている。
(FOOTBALL ZONE編集部)