「日本で証明したい」 ベルギー→マレーシア代表の異色経歴、“1.7億円”新助っ人のJリーグ挑戦

C大阪に加入したマレーシア代表DFディオン・クールズが語った意気込み
育成年代でベルギー代表にも選出され、フル代表はマレーシア代表としてプレーするDFディオン・クールズは、タイのブリーラム・ユナイテッドからJ1リーグのセレッソ大阪に加入した。アジアカップ2027予選のマレーシア代表にも選出されているDFは、マレーシアメディア「Stadium Astro」のインタビューで意気込みを語っている。
U-18、U-19、U-21の各年代でベルギー代表に選出された経歴を持つクールズは、185センチのDF。C大阪への加入を決めたクールズは「(Jリーグは)アジアで最も大きいリーグであり、ASEANの国々のリーグとは全く異なる。興味深い攻撃的なスタイルが特徴の日本サッカーで、自分の実力を証明したい。どうなるか楽しみ」と語った。
2021年にマレーシア代表デビューを飾ったクールズは、これまで同国代表として34試合に出場して5得点を記録。ドイツ移籍サイト「Transfermarkt」では、市場価値100万ユーロ(約1億7000万円)と評価されているDFは、直近のアジアカップ予選のベトナム戦でも1得点を決め、4-0の勝利に貢献している。
「新しく代表に加わった選手たちはクオリティーが高いし、重要なのは彼らが歓迎されていると感じられることだ。ピッチ上では共闘しなければいけない。将来、より良いプレーができると自信を持っている」と、代表でのプレーについても語っている。
これまでマレーシア国籍の選手で、Jリーグで活躍できた例は皆無に等しい。ブリーラム・ユナイテッド時代には、現在C大阪を率いているアーサー・パパス監督の下でプレーした実績もあり、チームへの早い適応も期待される。マレーシアはJリーグの提携国枠の対象国であり、外国人枠の制限を受けずにJリーグでプレー可能。どんなプレーを見せてくれるか注目が集まる。
(FOOTBALL ZONE編集部)