18歳が胸に刻んだ森保監督の言葉 A代表で得た自信…“ホロ苦”再スタートも「やり直す」

佐藤龍之介は先発出場
ファジアーノ岡山の日本代表MF佐藤龍之介が6月15日のJ1リーグ第20節アビスパ福岡戦(0-1)で先発出場した。6月シリーズの日本代表でA代表デビューを果たし、最終予選最年少出場記録を更新した18歳だったが、押し込まれる展開でチームを牽引できず。「もっとプレーで見せたかった」と肩を落とした。
「相手がGKを含めてビルドアップしてきて、自分たちの特徴であるハイプレスから攻撃に移るシーンが少なかった。守備の時間が長くて自分の特徴を出せなかった。(日本代表帰りで)もっとプレーで見せたかった。まだまだ、課題があります。もう1回やり直す」
この日は森保一監督が視察に訪れた。佐藤は6月シリーズの北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選インドネシア戦(6-0)で途中出場して、A代表デビュー。最年少の18歳ながら練習でもランニングでは先頭を走り、臆することなくプレーしていた。佐藤にとって貴重な時間を過ごした。胸に刻んだ言葉もある。
「特徴のところをどんどんアグレッシブに出して、攻撃で質を高く。これをしっかり出してほしい」
森保監督からの“質”に対する要求。この言葉によって佐藤の良さを存分に伝えられた。18歳も改めて自信を得た。この日はほろ苦い再スタートとなってしまったが、まだまだこれから。来月にはE-1選手権も待ち受ける。18歳の飛躍が楽しみだ。
(FOOTBALL ZONE編集部・小杉 舞 / Mai Kosugi)
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