菅原由勢が去就に言及「契約はあと3年ある」 残留の意思…2部降格で「責任を持ってプレーしなきゃ」

イベントに出席したサウサンプトンの菅原由勢【写真:FOOTBALL ZONE編集部】
イベントに出席したサウサンプトンの菅原由勢【写真:FOOTBALL ZONE編集部】

菅原は「TORAIZ」との「サッカー×英語」イベントに参加

 イングランドのサウサンプトンに所属する日本代表DF菅原由勢が6月13日、東京都内でアンバサダーを務める英語コーチングスクール「TORAIZ(トライズ)」と「サッカー×英語」イベントを開催。参加した小学生と英語を交えながら触れ合い、ミニゲームでは「本気出ちゃった」と漏らすぐらい熱い対戦を行った。イベント後、取材に応じた菅原はプレミアリーグで過ごした1年を振り返り、来季は「契約はあと3年あるのでそれが全て」と残留する意向を示した。

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 菅原らしいイベントとなった。一人一人丁寧に声をかけ、全員にサイン&写真を対応。子どもたちからの質問にも丁寧に答え、プロになるための3箇条に「感謝・謙虚・向上心」を伝授。「プロになれるかはわからないけど、プロになった選手はみんな持っている」と話すと子どもたちの目もキラキラしていた。

 試合後には取材に対応。今季はオランダ1部AZアルクマールからイングランド1部サウサンプトンへ移籍し、プレミアリーグで1年間戦い抜いた。チームは2勝しか挙げられず勝ち点12で来季の2部降格が決定。だが菅原自身はは30試合1ゴール1アシストで新たな挑戦の場で充実の1年となった。

「想像していたよりも濃い、素晴らしい経験になったと今は思う。結果を見たら素晴らしいなんていうのは良くないかもしれないですけど。中身がどうだったかと見たときに僕の人生で初めて違う3人の監督とプレーして、全く違うサッカーを志向する監督で、中もガラッと変わった。珍しい経験もできたし、自分の中では得るものが多かったし、初めてプレミアリーグに挑戦して、リーグのタフさ、難しさも十分に感じて、自分の成果も見つけられた」

 多くの課題にもぶつかった。世界トップ・オブ・トップのウインガーと対峙して守備力や駆け引き、強さ、速さを再認識させられた。90分守り切るために必要なものは「全然足りなかった」というが、それでも「この1年が必ず今後のキャリアで必要な1年になってくる」と続けた。

 来季はサウサンプトンが2部に降格する。それでも「まだ契約も3年あるし、責任を持ってプレーしなきゃいけない部分もあると思う。契約が3年あるというのが全てですね」と残留する意向を示した。北中米ワールドカップ(W杯)まであと1年。菅原にとってまた挑戦の1年が始まる。

(FOOTBALL ZONE編集部・小杉 舞 / Mai Kosugi)



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