降格圏19位で「雰囲気は正直、良くはなかった」 帰国で練習参加も…OBが感じた違和感

シント=トロイデンの伊藤涼太郎【写真:(C) STVV】
シント=トロイデンの伊藤涼太郎【写真:(C) STVV】

シント=トロイデン伊藤涼太郎、新潟に言及「楽しんでサッカーしてほしい」

 ベルギー1部シント=トロイデンVVは6月12日、都内でシーズン報告会を行った。DF谷口彰悟、MF山本理仁、MF藤田譲瑠チマ、MF伊藤涼太郎、GK小久保玲央ブライアンの5選手が参加し、スポンサー企業の約300人と交流。オフに古巣・アルビレックス新潟で練習参加したという伊藤は、そのときの様子を明かした。

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 2023年6月に新潟からシント=トロイデンへ完全移籍した伊藤。ベルギー2年目の今シーズンは28試合に出場し、1部リーグ残留に大きく貢献した。帰国中のトレーニングについて問われると、「僕は何日かアルビレックス新潟の練習に参加して、昔の仲間だったりと一緒にボールを蹴って練習したり」と答えた。

 そんな新潟は、ここまで3勝7分8敗の勝ち点16で降格圏の19位に沈む。伊藤は「チームの雰囲気は正直、良くはなかったです。みんなネガティブだったというか、みんなもちろん残留したいし試合に勝ちたいけど、どこか考えすぎというか、そういう気持ちはありました」と明かし、エールを残してきたという。

「でも、みんなに楽しんでサッカーしてほしいし、J1に残ってほしいので、そういったところは僕なりに伝えました。僕が観に行った試合で勝ってくれてよかったのと、リーグ戦はまだまだ続くのでみんなに期待したいなと思います」

 シント=トロイデンは6月16日にも新シーズンをスタートさせるが、「どこのチームに行くか、まだ全然決まっていないんですけど、しっかりといい準備をして、いいスタートを切られたらなと思っています」と移籍の可能性を示唆した伊藤。どこのチームに所属しても、古巣への愛は変わることはないだろう。

(FOOTBALL ZONE編集部・工藤慶大 / Keita Kudo)

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