日本人MFは来季さらなる苦境に? 若手獲得の噂…起用法に現地見解「レギュラーは困難」

リバプールの遠藤航【写真:ロイター】
リバプールの遠藤航【写真:ロイター】

遠藤は今季クローザーとして活躍

 イングランド1部リバプールの日本代表MF遠藤航は絶対的なレギュラーではなかったものの、試合終盤の守備を固める“クローザー”として、5季ぶりのプレミアリーグ制覇に貢献した。去就問題も浮上するなかで、現地メディアは来季の遠藤の立ち位置についてレポートしている。

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 今季の遠藤はプレミアリーグで20試合に出場。先発は1試合、20分以上の出場も4試合のみだった。とはいえ、チームがリードをしている際に、逃げ切りのための守備を安定させる存在としてアルネ・スロット監督からも重用されていたことは事実だ。実際に19回の途中出場の内、16回はリードしている場面でのものだった。

 そんな遠藤については、今夏に売却されるのではという噂も絶えない。また、残留したとしても来季に向けてクリスタル・パレスのMFアダム・ウォートンのような若手のMF獲得に動いているという話もあるように、遠藤が今季以上の役割を与えられる可能性が低いというのが現地の見立てとなっている。

 リバプールの地元紙「リバプール・エコー」は「遠藤はリバプールの“クローザー”として地位を確立した」と今季の活躍を評価したうえで、来季の立ち位置についてこうレポートしていた。

「ミッドフィールドの人員整理が行われれば、遠藤がリバプールのレギュラーとして出場時間を得るのはこれまで以上に困難になるかもしれない。しかし、この日本代表がアンフィールドでのキャリアを通じて証明してきたことがあるとすれば、それはどんなに短い時間でも自分の役割を果たす準備ができているということだ」

 来季は今季以上に出場機会が限られる可能性も指摘されているが、遠藤には最終ラインもカバーできる万能性という他のMFにはない強みも持っている。王者として迎える来季もリバプールにとって欠かせない戦力となるのか注目だ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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