「香川は成長が止まったように感じる」 ドイツ移籍の先駆者が見た今季の苦境と去就問題

復活の鍵は「出場機会」と「指揮官の信頼」

 ドルトムントと2018年6月で契約満了となる香川は、主力選手で唯一、契約延長のサインをしていない。来季以降の去就がドイツメディアでも注目されるなか、奥寺氏は完全復活の鍵として「出場機会の確保」、そして「チームや監督からの信頼」の2点を挙げた。

「(自分のように)2部までは行かなくていいかもしれないけど、試合に出られるところでやったほうがいい。俺はそう思うよ。ただ、大事なのはチームや監督がどういうふうに思っているのか。俺は監督に必要とされているのであれば、今のまま(ドルトムント残留)でもいいと思っている」

 香川は3月11日のリーグ第24節ヘルタ戦以降、出場機会を増やし、得点に絡む活躍も披露している。長いプレー時間を得たことで好調のバロメーターでもある鋭いターンや精度の高いパスを連発し、トゥヘル監督にとっても無視できない存在であることを改めて証明した。一方で26日のDFBポカール準決勝バイエルン戦では出番が訪れず、これで宿敵との“デア・クラシカー”と呼ばれる大一番には、今季全3試合でピッチに立てなかった。

 復活を予感させながらも、指揮官からの確固たる信頼をつかめていない香川。シーズン閉幕までの約1カ月の間でどのようなパフォーマンスを披露できるかが、来季去就を大きく左右することになりそうだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

千葉 格 , ゲッティイメージズ●写真 photo by Itaru Chiba , Getty Images

 

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