9戦ベンチ外も「盛り上げるために来ているわけじゃない」 W杯まで残り1年「覇気を出す」

オーストラリア戦ではベンチ外だった
日本代表は6月7日、10日に行われる2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選・インドネシア戦に向けて、大阪・堺市内で公開練習を行なった。DF長友佑都(FC東京)は最終予選ラストゲームとなるインドネシア戦の出場へ意欲を見せた。
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今回の最終予選では常に招集はされてきたが、これまでの9試合は全てベンチ外メンバーだった。「森保さんは選手兼コーチも含めた色んな役割ができるということを言って下さっていますけど、もちろん僕は選手としてきているし、盛り上げるためだけにきているわけじゃない」と心境を吐露。
その上で、「ただこの日本代表の、日の丸の名誉を授かっている。サッカー人生も短い中で、この日本代表のために戦える時間というのは、本当に僕にとっては儚いというか尊い部分でもあるので。どんな役割でも今の自分にできることをこの日本代表のためにやりたいなっていう気持ちがありますよね」と熱い思いを明かした。
W杯まではあと1年。これまで2010年南アフリカ大会から4大会連続でW杯に出場してきたベテランは「すべてのことをレベルアップしないといけないので、やることは多いですけど。ただ1年でしっかりコンディションを合わしていける自信はある。ここから1年、違った自分になっていくんだろうなと。周りはちょっと僕を見ていて怖いなと思うような、覇気を出していくんじゃないかなと思います」と本大会のメンバー入りへ自信を見せた。
この日の練習ではシュートを決めた際に手を耳に当てるパフォーマンスをするなど、チームを、観客を盛り上げた。インドネシア戦に出場した際に何を見せたいかと問われ、「魂」と答えた38歳が、熱く燃えている。
(FOOTBALL ZONE編集部・井上信太郎 / Shintaro Inoue)