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ミランに権力抗争勃発か 伊紙「混沌に満ちている」
インザーギ監督の去就で情報が錯綜、ミラン会長「受け入れられない敗北とは決して言っていない」
日本代表FW本田圭佑の所属するACミランで権力闘争が勃発している可能性が浮上した。イタリア地元紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が「ミラン、混沌に満ちている」と報じている。
前節、15位のアタランタに敗れた翌日、シルビオ・ベルルスコーニ会長はANSA通信の取材に応じたと報じられていた。
「私は怒っているというよりも、かなり慌てふためている。バルセロナで勝利を挙げていた頃とは違うことは分かっているが、我々の選手たちよりも5分の1という低い金額の年俸の選手たちに負けることは受け入れられない」
格下に敗れ、8位に甘んじるクラブについてそうコメント。フィリッポ・インザーギ監督が危機的状況に直面し、次節のセリエAとイタリア杯で激突するラツィオ相手の2連戦次第では更迭もあり得るとする地元メディアもあった。
だが、会長は再び謎の行動に出た。インザーギ監督とアドリアーノ・ガリアーニCEOに電話を入れると、「受け入れられない敗北とは決して言っていない」と自身の声明を否定したという。
記事では「誰が会長のコメントをANSA通信に流したのか? セードルフ監督時代にも起きたことだ。暗示と疑惑。またもや切迫した1日」とし、ミラン内部が異常事態に陥っていることを伝えている。
「すでに見た映画のようだ。バルバラとアドリアーノの共存の問題が、再び脚光を浴びる」
記事ではこう言及。エミレーツ航空と大型スポンサー契約に取り付け、ミュージアム機能を併設させた新社屋「カーサ・ミラン」などで収益を上げるなど経営面で手腕を発揮しているシルビオ氏の娘、バルバラ社長。そして、強化担当者として現場を取り仕切ってきたガリアーニ社長。両者の関係性を不安視する声も上がっている。
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