低迷する古巣へ…日本代表で「自分が活躍して刺激を」 初招集22歳「新潟で育ったから」

トレーニング2日目に臨んだ日本代表・三戸舜介【写真:FOOTBALL ZONE編集部】
トレーニング2日目に臨んだ日本代表・三戸舜介【写真:FOOTBALL ZONE編集部】

MF三戸舜介「身長が大きくなくてもできるところを自分も見せていきたい」

 森保一監督率いる日本代表は6月3日、北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選のオーストラリア戦に向け、アウェーのパースでトレーニング2日目に臨んだ。スパルタ・ロッテルダムのMF三戸舜介は、パリ五輪を経てA代表に初招集。「新潟で育ったからA代表に入れた」と古巣への感謝の言葉を述べた。

毎週の土日は“無料”でサッカーライブ観戦 DAZNの「WEEKEND FOOTBALL」はコチラから!

 今季はオランダ1部で30試合に出場して5ゴール。欧州挑戦2年目で結果を残した。A代表には初招集となり、「小さい頃から夢見ていたじゃないですけど、目標の舞台だったのでまずは来られて嬉しいです。ここでやっぱり何か爪痕を残して、また継続して呼ばれるように頑張りたいなと思っています」と話した。

 身長164センチと小柄ながら、スピードとテクニックで欧州1部でも通用することを示した。「小さい頃、身長に悩んでいた時期もあった」と言うが、「中島翔哉(浦和レッズ)選手だったりも自分は見てきたので、身長が大きくなくてもできるところを自分も見せていきたいなと思います」と熱い思いを語った。

 4年間を過ごした古巣への感謝も忘れない。「新潟のサポーターの方は、向こうに応援に来てくれたりもするので。すごく嬉しいですし、そういう人たちに新潟で育ったからA代表に入れたんだっていうのを、恩返しじゃないですけどそういうのをしたいです」。アルビレックス新潟を代表してピッチに立つ。

 古巣の新潟は今季18試合を終え、3勝7分8敗の勝ち点16で降格圏の19位に沈んでいる。その状況を心配している三戸も「自分がこういう舞台で活躍して、新潟の選手たち、チーム全体にも刺激を与えられればなと。頑張ってほしいなと思います」とエール。初招集でいきなり結果を残し、新潟に笑顔を届けたい。

(FOOTBALL ZONE編集部・工藤慶大 / Keita Kudo)

page 1/1

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング