オーウェン氏が古巣の生ぬるさを厳しく指摘 「マンUの目標が4位だって?」
ワンダーボーイが投げかけた厳しい言葉
元イングランド代表FWでマンチェスター・ユナイテッドの OBでもあるマイケル・オーウェン氏がルイス・ファン・ハール監督率いる古巣に対して「機能不全」と苦言を呈した。英地元紙「デイリー・テレグラフ」が報じた。
かつてワンダーボーイと呼ばれたイングランドを代表するストライカーは、テレビ番組「BTスポーツ・フットボール・トゥナイトショー」に出演。来季のUEFAチャンピオンズリーグ出場圏内となる4位を目標に戦う古巣に厳しい言葉を投げかけた。
「みんな、彼らが4位以内に入ることが目標だと話しているが、それは本当に、最小限の目標にすぎない。マンチェスター・ユナイテッドがトップ4だって? 1億5000万ポンド(270億円)をつぎ込んで、あの戦力で、しかも、あのスタジアムを有しているのなら、彼らは1位か2位、3位であるべきだ。3 位なら残念なシーズンになるだろう」
開幕前の移籍市場で270億円も投入した名門が打ち出す今季4位以内という目標の生ぬるさを厳しく指摘した。
「あれだけのレベルの選手にあれだけのお金をつぎ込んで、タイトルを目指さないなんてことを彼らはどうしたら受け入れられるのか。いいシーズンとは言えない」
マンUは現在4位だが、首位チェルシーとは勝ち点12も離されている。そして、5位アーセナルとは勝ち点差わずかに1。6位トットナムなど後続も猛追しており、4位という順位が示すほどの安定感はない。
名門には主将のイングランド代表FWウェイン・ルーニーを筆頭に世界屈指のアタッカーをそろえるが、リーグ戦22試合で36得点と物足りない数字となっている。