北野颯太がホームで“惜別”の2アシスト 欧州移籍前ラストゲーム…チームを4発大勝に導く

北野颯太がラストマッチで2アシストの活躍【写真:徳原隆元】
北野颯太がラストマッチで2アシストの活躍【写真:徳原隆元】

北野はこの試合を最後に欧州移籍へチームを離脱する

 セレッソ大阪は6月1日にJ1リーグ第19節で清水エスパルスと対戦した。この試合を最後に欧州へ渡ることが発表されているMF北野颯太は、キャプテンマークを巻いて先発出場。前半にはPKの失敗もあったが、後半にはFWラファエル・ハットンとFWルーカス・フェルナンデスのゴールをアシストし、4-2の勝利を置き土産に海を渡ることとなった。

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 5月28日にアウェーで浦和レッズ戦(0-0)を戦ったC大阪は、北野とMF中島元彦、DF髙橋仁湖が先発に復帰。清水では元日本代表MF乾貴士がC大阪を離れて以来となるヨドコウ桜スタジアムへの凱旋を果たした。

 試合は序盤から激しく動く。前半4分に清水はDF山原怜音が距離のある直接FKをゴールに決めて先手を取る。しかし、C大阪も前線のブラジル人トリオと北野を中心に攻め込んだ。同10分には清水のビルドアップのミスからショートカウンターを仕掛け、エリア内で北野が倒されてPKを獲得。北野が自らキッカーを務めたが、GK沖悠哉に止められてしまう。それでも、これで得たCKから髙橋がJ1初ゴールを決めて1-1の同点に追いついた。

 CKの守備に問題を抱える清水に対し、C大阪は前半18分にも中島がヘディングでゴールを決めて2-1と逆転に成功する。その後もC大阪は長短のカウンターを仕掛け、清水ゴールを脅かす。しかし、CKから2度の決定的なシュートを放つものの決めきれず。前半45分にはハットンが見事なボールコントロールからゴールネットを揺らしたが、直前のオフサイドで認められずに2-1で前半を折り返した。

 後半の立ち上がり、清水が攻め立てたがC大阪はしっかりと守り抜く。迎えた後半10分には、北野の絶妙なパスからハットンが抜け出してGKとの1対1を制してチーム3点目のゴールを記録する。同25分にも北野のパスを受けたルーカス・フェルナンデスが目の前のDFをものともせずに技ありのゴールを決め、リードを4-1に広げた。

 2アシストを決めた北野は、自らもゴールを挙げるべく前線を駆けた。同41分にはゴール前で絶好のチャンスを得たが、シュートはわずかに左にそれて惜しくもゴールを挙げることはできなかった。北野は後半アディショナルタイム(AT)に交代でベンチに下がることになったが、その際にはかつてチームメイトだった乾やC大阪の選手とタッチを交わし、香川にキャプテンマークを託して最後はゴール前のパパス監督とハグをかわした。試合後にはスタンドの少年にユニフォームをプレゼントした。

 試合はC大阪が4-2で勝利。3試合負けなしで勝ち点を29に伸ばしている。

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