熊坂光希が初招集に驚き「E-1かなと」 アンダー代表も未経験…日本代表で「刈り取るところ見せたい」

柏レイソルから細谷真大と熊坂光希の2人が選出された
日本サッカー協会(JFA)が5月23日、6月に行われる北中米ワールドカップ(W杯)最終予選に向けた日本代表メンバーを発表。柏レイソルからはFW細谷真大とMF熊坂光希が選出された。初選出となった熊坂は「初めてなので、いろんな選手からいろんなものを吸収してレイソルに還元したいと思うし、自分のプレーを代表でもできるんだ、というところを見せたいと思います」と話した。
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現在24歳の熊坂は柏の下部組織出身で、昨季に東京国際大を経て柏に加入した。今季はリカルド・ロドリゲス監督の下で主力として活躍。185cmの大型ボランチとしてこれまでリーグ戦全試合に出場し、チームの中でもキーマンとして重用されている。
そんな熊坂が日本代表に初選出された。23日の練習後、取材対応に応じた熊坂は「ビルドアップの部分とか下から繋いでいくところ、身長(185cm)が特徴だと思うので競り合いもそうだし、中盤での守備などが期待されているんじゃないかなと思います」と、日本代表で求められるプレーを考える。そして、「レイソルでやっているようにビルドアップの部分だったり、守備でしっかりボールを刈り取るところは見せたい」と、日本代表で見せたいプレーについて話した。
細谷と熊坂はアンダー時代からの同期。細谷は「今年入ってずっとコンスタントに試合に出ているので、光希に関してはもしかして(選出が)あるのかなと思っていましたし、もちろん自分も一緒に行けたら良いなっていうのはありました。同期で代表に一緒に入れたのは嬉しいです」と、熊坂とのW選出に想いを話してくれた。
熊坂はアンダー世代の代表も未経験で、今回の招集で初の日の丸を背負うことになる。ここ数試合を現地視察していた森保一監督の存在には気づいていたという。「このタイミングよりかは、E-1(選手権)とかの方かなと思っていましたけど」と熊坂にとって驚きの選出にもなったという。
「苦労をした」と話した高校時代を経てたどり着いた舞台。「自信があるかはまだちょっとわからないですけど」と控えめに話したが、「(代表は)初めてなので。いろんな選手から色々なものを吸収して、レイソルに還元したいと思うし、代表でも自分のプレーができるんだ、というところを見せたい」と、24歳の大型ボランチが初の代表活動へ意気込んだ。
(FOOTBALL ZONE編集部・上原拓真 / Takuma Uehara)