横浜FMがクラブ史上初の7連敗 16試合でわずか1勝…宮市負傷交代、喜田の一撃も振るわず苦境続く

横浜FMが神戸に敗れて7連敗【写真:徳原隆元】
横浜FMが神戸に敗れて7連敗【写真:徳原隆元】

ホームで神戸に1-2で敗戦

 J1リーグは5月21日に第13節延期分の2試合を行い、日産スタジアムでは横浜F・マリノスとヴィッセル神戸が対戦した。リーグ戦10試合未勝利、しかも6連敗中で最下位に沈む横浜FMは、元日本代表FW大迫勇也に決勝点を決められて1-2で敗れてクラブのワースト記録を11試合未勝利、7連敗に更新してしまった。

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 中3日で迎えた一戦で横浜FMは立ち上がりから神戸のゴールに迫る。左ウイングで先発したFW宮市亮が最終ラインを抜け出すチャンスを迎えたもののシュートを枠に飛ばせない。前半12分にはFW植中朝日も最終ラインの前でボールを受けてシュートに持ち込んだが、GK前川薫也に阻まれる。続くCKからも、相手DFに弾かれたボールをDF永戸勝也がボレーで合わせたが、鋭い弾道のシュートはクロスバーに嫌われた。

 チャンスを作っていた横浜FMだが得点を決められずにいると、前半19分にMF扇原貴宏のパスをエリア内で受けたFWエリキに左足でゴールへ流し込まれ先制ゴールを献上。かつて横浜FMに在籍した2人のコンビでゴールを決めたが、エリキはすぐに手を挙げて古巣相手にノーセレブレーションの意を示した。

 追う展開となった横浜FMは、さらなるアクシデントに見舞われる。前半26分、ドリブルで仕掛けた宮市が右足のもも裏を負傷。交代を要求して担架に乗せられてピッチ外へ運ばれた。悪い流れの横浜FMだったが、それでも前半43分にCKからMF喜田拓也がミドルシュートをゴールに突き刺し、チームとしても4試合ぶりのゴールで1-1の同点とした。

 前半を1-1で折り返して迎えた後半6分、神戸は左サイドでFKを得ると扇原の高精度クロスから大迫がヘッドで2試合連続となるゴールを決め、再びリードを奪った。再び1点を追う形となった横浜FMだったが、FWアンデルソン・ロペス、FWヤン・マテウスにもボールが収まらずに攻撃の形がつくれない。ロペスは交代後にはベンチで頭を抱える仕草も見せた。

 結局、大迫のゴールが決勝点となり、神戸が2-1で勝利。横浜FMはクラブ史上初となる7連敗、11試合未勝利となり、19位のアルビレックス新潟との勝ち点差は「5」のままとなっている。

(河合 拓 / Taku Kawai)



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