初の降格危機も…「この程度ならいい」 J名門の不振に中国注目「直近17年のうち最悪」

今季不振の横浜FMを中国のサッカー専門媒体が特集
J1リーグ優勝5回の実績を誇る名門、横浜F・マリノスが不振に喘いでいる。5月17日にホームで行われた直近のリーグ戦でも京都サンガF.C.に0-3で完敗。15戦を消化して勝ち点8(1勝5分9敗)の最下位に沈み初のJ2降格が危惧されるなか、そんな危機的状況に中国も注目している。
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Jリーグ屈指の名門であり、昨年はAFCチャンピオンズリーグ(現AFCチャンピオンズリーグ・エリート=ACLE)で決勝進出した横浜FM。中国のサッカー専門媒体「足球報」は5月17日、「ACLEベスト8が、Jリーグ最下位! 横浜F・マリノスは直近17年のうち最悪の成績で、初の降格危機」との見出しで横浜FMの窮状を取り上げた。
記事では現在の成績に触れたうえで、Jリーグに熟知する日本人記者の話を次のとおり紹介した。
「このままでは最速で9月にも降格が決定してしまう。低迷の主な原因は管理層のミス、例えば攻撃面ではブラジル人選手たちに依存し、核になるような自国選手がいない。また、親会社である日産自動車の経営危機も影響している」
横浜FMは今季ACLEで昨年の中国リーグ王者・上海海港にリーグフェーズとラウンド16で3連勝した。同2位の上海申花にも勝利(1-0)しており、中国リーグ上位クラブに連戦連勝。昨季のACLでも、山東泰山がグループリーグと準々決勝で横浜FMに4連敗するなど、中国勢としては力の差を見せつけられてきた。
そんな背景もあり、横浜FMの大不振に中国のファンたちも衝撃を受けているようだ。記事内コメント欄には「上海申花がJリーグに行ったら、一体何位になってしまうのだろう?」「こんな状況でも中国勢を圧倒できる」などの声から、「この程度ならまだいい、中国ではACL王者が消滅したのだから」という自虐的反応も寄せられた。また、「(下位低迷は)日産の経営不振が大きいのではないか」といったクラブの周辺環境に原因があると推察する意見も見られている。
(FOOTBALL ZONE編集部)





















