24歳日本人が英国で過ごした”過酷な環境” 指揮官が強調「そんな立場を想像できるか?」

リアム・マニング監督が平河の来季に期待
イングランド2部ブリストル・シティのMF平河悠が、異国の地で確かな進化を遂げている。リアム・マニング監督はシーズン終了時の面談について「すべて英語でやったんだ」と明かし、その成長ぶりに賛辞を送った。現地メディア「Bristol Live」が報じている。
【注目】「ちょっと見てみようかの」久保竜彦も熱視線! WOWOW独占生中継「UEFAチャンピオンズリーグ2025-26」の視聴はこちら
昨夏、J1のFC町田ゼルビアから海を渡り、ブリストルに加入した平河は、当初ローン移籍としてクラブに加わった。シーズン序盤はフィジカルとスピードの適応に苦しんだが、徐々に結果を残し始めた。ミドルズブラ戦とプレストン・ノース・エンド戦ではゴールを挙げ、ファンの期待を集めた。
その後は出場機会こそ減少したが、冬の移籍市場で完全移籍が成立。2028年までの長期契約を結び、合計18試合に先発出場。最終節では観客に担がれ“クラウドサーフィング”されるほどの人気ぶりを見せた。そんななか、指揮官は、今季における平河の過酷な挑戦を強調している。
「本当に大きな移籍だった。チャンピオンシップは、世界でも最も過酷なリーグのひとつとされている。よく考えてみると、彼は6か月のシーズンを終えた直後に、さらに50試合を戦わなければならなかった。18か月ものあいだプレーを続けてきたうえ、言葉も通じない環境に置かれていた。毎日クラブに足を運んでも、ロッカールームには25人の選手がいて、彼らが何を話しているのかまったく理解できない。そんな立場を想像できるだろうか?」
言葉の壁について「ピッチでは、私が何を言ってるか一切わからなかったが、だからこそ集中し、観察して、自力で学ばなければならなかった」と振り返りつつ、「シーズン終わりの面談をすべて英語でこなしたんだ。15分間、英語でよく聞き取り、よく話していた。おそらく、こんなふうに英語で通したのは初めてじゃないかな」と驚きを交えて語っている。
平河を「ワクワクさせる人物」と表現し、「“ワオ!”と言わせる瞬間も見せてくれた。自分に厳しい性格で、ゴールを渇望している姿勢を気に入っている」と明かした。今季序盤は、4-2-3-1システムでは本職であるウイングでプレーしていたものの、途中から変更された3-4-2-1では中央の“10番”や右ウイングバックに配置。最適なポジション模索が続いているが、「私が楽しみにしているのは来季の彼だ」と、期待の言葉を投げかけていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)




















